2007(本格絵画)
2007年09月09日
18枚から成る80円分の普通切手の58通り
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18枚から成る80円分の普通切手の58通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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とうとう奈義町現代美術館「切手展」も今日で終わり。
美術館に来てくださった多くの皆さん、ありがとうございました。
作品の感想が書かれたブログを検索して読んでいると、
皆さん「びっくり」「驚いて」くださったようですね。
いろんなものの見かたがあるけど、
切手だけでびっくりしたり驚いたりなんて普段しないだろうから、
刺激ある(?)作品を紹介できて協力者の私藤田としては光栄です。
そして学芸員の岸本さんほか、
美術館のスタッフの皆さんありがとうございました。
去年夏の唐突なプレゼンテーションから、
こんなすばらしい展示が出来るなんて想像できなかったです。
会期前の設置も大変でしたし、
はじまってからもお世話になったことだと思います。
中ザワさんからも御礼がいっていると思いますが、
私からもこの場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月06日
17枚から成る80円分の普通切手の57通り
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17枚から成る80円分の普通切手の57通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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切手の券種が限られているため、
こんなにたくさん貼っても、目立つのは数種類・・・。
一枚ずつ貼って行ってもいいのですが、
同じものならまとめて貼りたい!
でも数えながら貼らないと間違えてしまう!
と、
切手をシート(横10列×縦10行)から切り離して貼るときに
私は「横2列×縦a行」のまとまりで貼ってました。
しかし今日の一品みたいな奇数のときは、どうしても下がそろいません。
頭の中でテトリスの音楽が流れながら、
シートから切手を切り離し、上下の切手とそろえて貼っていく作業。
それでも切り離し方を間違えて、
「ゲームオーバーだあああ」と思ったりしました。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月04日
16枚から成る80円分の普通切手の54通り
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16枚から成る80円分の普通切手の54通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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切手の色が地味!
・・・って、引きで見ると思ってしまいます。
「待てよ?!これって、ピクセルっぽくない?」
つまり、
中ザワさんの「大ボケツ」のシリーズ、
たとえば SELFPORTRAIT-SUMMER '90(大ボケツ第三番)
の画像をクリックして拡大して見ると、
ピクセル(点)を並べて絵になってることに気づきます。
切手の1枚1枚の並びは、ピクセル(点)の1つ1つの並びのようです。
「ん?それより」
「灰色絵画」や「脳内混色絵画」を構成する1つの画素のよう。
切手の1枚1枚の並びは、シアン・マゼンタ・イエローの画素の1つ1つの並びに似ています。
中ザワさんの作品って、見た目も同じようだったのね。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月31日
15枚から成る80円分の普通切手の52通り
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15枚から成る80円分の普通切手の52通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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8月28日の「13枚から成る80円分の普通切手の45通り」の最後に、
「壁への「設置」は大変でした。」と書きました。
そりゃ枚数あるから大変でしょ?と言われそうですが、
ただそれだけじゃぁないんです。
額縁に入っていない紙とかの展示方法って、
たとえば「虫ピンで留める」というやりかたがあります。
今回の切手展で、切手の構成表はこのやりかたで張ってあります。
でも、紙に虫ピンの穴が開いちゃう。
それじゃヤダってことで、
「四隅にクリップ留めして壁に張る」というやりかたもあります。
府中市美術館での「脳波ドローイング」の展示はこのやりかたでした。
でも、クリップが目立っちゃう。
今回の奈義での展示のやりかたは、2001年の個展「金額(切手)」で、
中ザワさんの所属するギャラリーセラーの武田さんという人がひらめいたやりかたを使っています。
「フォトコーナー」を使おう!
ってね。
「フォトコーナー」というのは、
三角形で、写真とか、少し厚みのある物の角にはさんで、
裏がシールになっているものです。
昔は写真アルバムによく使っていたそうです。
そういえば昨日会ったアーティストさんのポートフォリオにも使われてました。
そんなもので、本来は壁に張るようなものじゃないんです。
だからほんと、壁への「設置」は大変でした。
499枚の封筒や隣の部屋のハガキの枚数×4隅
=一体何枚の「フォトコーナー」?
小さな角に「フォトコーナー」をはめて、張るって一体どのくらい大変さ??
・・・いえ、白状します。
中ザワさんも私もフォトコーナーの扱いは、手伝ってくださった方に任せていたのでした。
設置を手伝ってくださった皆さん、いまさらですがありがとうございました。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月30日
14枚から成る80円分の普通切手の49通り
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14枚から成る80円分の普通切手の49通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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私がOLだった頃の後輩さこっちから、メールが届きました。
美術には興味のないはずのさこっちは、
いま出産して、実家のある岡山へ帰っているようです。
「中ザワさん(43)」
と書かれたメールに添付されていたのは、
岡山の8割の人が読んでいるという「山陽新聞」の今日の記事!
慌てて私は山陽新聞のweb版を検索。
ありました。
「奈義町現代美術館で中ザワヒデキ切手展
壁にずらり“封筒群”」
すごいタイトルです。
しかも本文も面白い。
最先端の概念芸術(コンセプチュアル・アート)が訪れた人を驚かせている。
とか、
文字や記号を使った難解で理論的な作品
とか、
展示室の壁にずらりと並んだ“封筒群”は一歩引いて眺めると点描画のようにも見え、
とか。
写真注釈も爆笑しちゃいました。
この記事を読んだ人は、ますます展示に行きたくなる気がします。
記者の松島健さん、ありがとう!
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月28日
13枚から成る80円分の普通切手の45通り
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13枚から成る80円分の普通切手の45通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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テレビ津山のサイト
http://www.tvt.ne.jp/news.html
の8/5のニュースとして「切手展」が掲載されています。
>この展覧会の新作では、
>1枚から18枚の普通切手で80円分になるように組み合わせた、
>美術館宛の封筒、合わせて499通りが、切手の枚数ごとに壁一面に並んでいます。
つまり、499枚の封筒ってことですね。
(私も数えてなかったことだったのでびっくり!)
搬入は簡単でした。
切手が貼られたら、ポストにポンって入れたら美術館に「搬入」できるのだもの。
どんな作品でも、こんなにラクな搬入はないでしょ?
・・・でも、壁への「設置」は大変でした。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月24日
12枚から成る80円分の普通切手の39通り
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12枚から成る80円分の普通切手の39通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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先日とある飲み会で、岡山出身のアーティストさんからこんな話を聞きました。
「知り合いの女性が『切手展』を見に行ったけどワケわかんない、って言ってたよ」
切手貼りも壁の設置も手伝った私は、
身内のような感覚だったので、そっかーと肩を落としました。
が、中ザワさんは「そういう人もいる」とポジティブ。
なぜなら、
中ザワさんの方法時代の作品は「ある一定の法則に基づいている」ので、
意味は同じハズなのですが、
「切手」で分からない人が「囲碁」で分かったり、
「囲碁」で分からない人が「金額」で分かったり、
素材で観客は理解したり、納得できなかったりするらしいのです。
ちなみに私は「回路」が理解できません。
中ザワさんの作品理解以前に「回路」コンプレックスがあるからだと思います。
他の作品は「ほほー」と納得したり、爆笑のツボもあったりするのですが・・・。
だから「切手」が分からないと言う人も、
他の中ザワさんの作品を見たら「面白い」って言うこともありえるはずです。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月23日
11枚から成る80円分の普通切手の36通り
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11枚から成る80円分の普通切手の36通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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先日のニュースに、
「10月1日郵政民営化に伴う新デザインの普通切手・通常郵便葉書の発行」
というのがありました。
ご存知ですか?
私はあわてて中ザワさんに伝えたのですが、
中ザワさんは既に知ってました・・・。
しかも
「切手は普遍的なものと思われがちだけど、
こういうことがあるから、
いま奈義で展示している作品は作ったときにしか出来ない作品なんだよ」
とのこと。
ちょっとなんだかブルーになりました。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月21日
10枚から成る80円分の普通切手の28通り
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10枚から成る80円分の普通切手の28通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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中ザワさんによると、
2001年に発表したハガキの「普通切手」シリーズを見た人に、
「ハガキの裏は、絵葉書?」
と言われてびっくりしたことがあるそうです。
・・・ハガキの裏は無地です。
となると、
封筒の作品も、中身はからっぽです。
・・・そこに意味を求めてませんから。
コンセプチュアルアートって、
一見難しいように思えるけど、理屈は簡単なんだと思います。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月17日
9枚から成る80円分の普通切手の24通り
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9枚から成る80円分の普通切手の24通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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見れば分かりますが、
今回使っている封筒は、縦に9枚、切手が貼れるようになっています。
1円切手80枚、というパターンもアリかもしれないんですが、
宛名に重ならないようにしなくてはならないので、
列は2列まで貼るようにしました。
本日の一品は縦に一列、ぴっちり入ってます!
うん、すっきり!
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月16日
8枚から成る80円分の普通切手の17通り
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8枚から成る80円分の普通切手の17通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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これまた、封筒がどばっと増えました!
広い空間で、障害もなく封筒を並べてあるだけ、という展示って、
そうめったにないですよね。
私だったら「これが美術作品かよ!」って突っ込みたくなると思います。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月15日
7枚から成る80円分の普通切手の14通り
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7枚から成る80円分の普通切手の14通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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おおっ、
いきなり封筒の数が増えました。
裏話ですが、
奈義に向けて出発する直前まで切手を貼っていました。
なので、届くかどうかとっても不安だったのです。
中ザワさんの作品で、消印に意味を持たせるのはおかしいのですが、
それでも投函したポストが東京で(集荷は渋谷局)、
日付も刻印されていて、
ちゃんと郵送して届いたんだ!ということを証明してほしいですよね。
が、
糊成分のせいか、数枚の封筒は消印がなかった!
とか、
いくつか押された消印のうち、
「渋谷」の消印が1個だけで「奈義」の消印だった!
とか、
ひどいのは誰がどこで書いたのか手書きの消印みたいなマークが!
とか、
展示していたらそんな封筒がときどき見つかりました。
人生いろいろ、封筒いろいろ。
展覧会でチェックしてみるのも面白いかもしれません。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月14日
6枚から成る80円分の普通切手の8通り
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6枚から成る80円分の普通切手の8通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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「金額」のシリーズ同様、そのものが金額を表す「切手」。
ハガキの作品が作られた2001年当時、
中ザワさんがしていた「方法」という活動では「快楽」を禁じていたため、
なにかしら意味のある数字(誕生日とか電話番号とか)ではなく、
必然的につまらなくなる方向=順列
・・・にならざるを得ませんでした。
そうはいっても、順列で並べられたものって分かりやすいですよね。
ある意味「快楽」な気がするんだけど・・・。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月10日
脳内混色絵画 C2M1Y1 #6
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脳内混色絵画 C2M1Y1 #6
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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今回「切手展」では、
切手の作品がある町民ギャラリーだけでなく、
「脳内混色絵画」を
受付横に1点、
宮脇愛子「うつろひ」を眺めながらコーヒーを飲める喫茶室に5点、
置いています。
展示されている作品はほとんど一品ブログでも紹介していますが、
今日の一品もありますよ。
壁に2枚×2枚並べられていて、とっても華やかな壁を作り出しています。
ぜひコーヒーでも飲みながら、眺めてみてください。
中ザワヒデキ切手展ブログ 中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年08月09日
5枚から成る80円分の普通切手の7通り
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5枚から成る80円分の普通切手の7通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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80円分を5枚で示そうとすると、7通りになるんですね。
この画像の左にあるのが、組み合わせの表です。
今回展示している新作のほとんどは、私が手伝って切手を貼ったのですが、
そのときこの表をもとにして切手を貼りました。
表には、左から80円、70円、50円、30円、20円、10円、5円、3円、1円、
といまある普通切手の種類と、作品に貼ってあるそれぞれの枚数が書いてあります。
この表を見ると、切手がどういう組み合わせで貼ってあるか分かるようになってます。
だからといって別に表を意識してみなくていいんですよ。
私は「切手の券種が減って地味だこと!」と思ってます。
(券種=私も今回初めて知ったのですが、切手の種類を意味します。)
(郵政事業庁は2002年に普通切手の券種を半分以下に減らしたのだそうです。
2001年には50円以下の普通切手は13種もあったので、
当時作られた中ザワさんの旧作は、見た目にもにぎやかでした。)
皆さんはどう見えますか?
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月08日
4枚から成る80円分の普通切手の5通り
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4枚から成る80円分の普通切手の5通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar
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金額のシリーズを見ていると、
たとえば「1107枚の硬貨から成る20523円 (金額第一番)」は、
左から1円・5円・1円・5円・10円・5円・1円・5円・1円・・・
と規則的に並んでいます。
普通切手のシリーズも規則にのっとって並んでいて、
本日の一品だと、4枚で80円分になるように組み合わされています。
クリックして拡大すると分かりますが、
1)50円+20円+5円+5円
2)50円+10円+10円+10円
3)30円+30円+10円+10円
4)30円+20円+20円+10円
5)20円+20円+20円+20円
の5通りありますね。
藤田「なんか、花の蜜を吸う絵柄ばかりですね」
中ザワ「ひとつだけ違うのがあるよ」
藤田「え?どれですか?」
中ザワ「吸わん(=5円のスワン)」
藤田「ギャフン」
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月07日
3枚から成る80円分の普通切手の3通り
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3枚から成る80円分の普通切手の3通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar
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この封筒での普通切手作品は、奈義町現代美術館のための新作です。
というのが封筒のあて先を見ると分かるのですが。
ふつうの絵画だと、「新作です」と言われないと分からないけど、
あて先だけでなく、消印の日付を見ても、新作ってことが分かるなんて面白い!
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月05日
2枚から成る80円分の普通切手の2通り
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2枚から成る80円分の普通切手の2通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar
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中ザワさんが普通切手を使った本シリーズの作品を作り始めたのは、2001年のこと。
ギャラリーセラーでの個展「金額」が、会期が前半と後半に分かれていて、
前半は金額のシリーズを展示していたそう。
後半どうしよう?と思ったとき、切手も金額を表すものだと気づいた中ザワさん。
そこで切手のシリーズが生まれたんだそうです。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年08月03日
1枚から成る80円分の普通切手の1通り
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1枚から成る80円分の普通切手の1通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催予定)
Courtesy Gallery Cellar
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明日から岡山・奈義町現代美術館で、中ザワさんの「切手展」がはじまります。
旧作も出しますが、新作も出すそうです。
ちょっと早めに新作をお見せしましょう。
新作の普通切手の作品シリーズは、
80円になるよう、切手をいくつも組み合わせて貼っている作品です。
え?80円切手1枚じゃつまんないって?
それもパターンの一つですから、しかたないでしょ。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年07月25日
脳内混色絵画 C2M1Y1 #5
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脳内混色絵画 C2M1Y1 #5
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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今日から29日まで、新宿ゴールデン街にある「すみれの天窓」というお店で、
中ザワさんは美術家の前本彰子さんと
「DARK SEED:03 明けない夜」という展覧会をします。
今回の展示作品は「脳内混色絵画」。
本日の一品が展示されるのかは、行ってからのお楽しみです。
ゴシック調の暗い店内で、キラキラと光っているのでしょうか。
藤田は朝からと夕方からと2つ取材が入ってるため、行けそうにないです。
ぜひ見に行った方、どんな展示だったか教えてください。
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年05月30日
脳内混色絵画 C2M1Y1 #3
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脳内混色絵画 C2M1Y1 #3
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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中ザワ「ちょっと、手伝ってもらえる?」
藤田「は、はい、な、なんですか?」
中ザワ「これを持って、さぁ新宿に行くよ」
藤田「え?なんですかこれ、新宿って何しに?」
中ザワ「今度7月25日から29日まで、前本彰子さんとの二人展があるんだよ。
新宿ゴールデン街で脳内混色絵画を展示するんだ」
藤田「ゴールデン街って、飲み屋の街ですよね?」
中ザワ「そう、さあ行くよ!!」
ということで、
今日は脳内混色絵画を運んで、
実際展示をする新宿ゴールデン街でDMの撮影をします。
どの作品がDMに掲載されるかは、出来上がってからのお楽しみですが、
もしかしたら本日の一品の作品かもしれませんね。
・・・・・
中ザワヒデキ+前本彰子 二人展
「DARK SEED : 03 -- 明けない夜」
すみれの天窓、新宿
2007年7月25日〜29日
2007年05月12日
脳内混色絵画 C1M1Y2 #5
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脳内混色絵画 C1M1Y2 #5
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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今日は個展「脳内混色絵画」の最終日です。
中ザワさんとイラストレーターの都築潤さんの対談があります。
中ザワさんはビットマップで表現する、つまりピクセルで絵を描くようなかんじ、
それに対して都築さんはベクターで表現する、つまり線で絵を描くようなかんじ。
つまり表現方法が違う二人の対談で、
中ザワさんは「ニュー・ヒュレー」、都築さんは「ニュー・エイドス」、
と標榜しているところから、対談のタイトルが決まったそうです。
美術やイラストレーションの垣根を越えて、
80年代の日本のアートシーンやイラストレーションの世界や
いまどうなの現代美術?みたいな論まで、
たくさんの話が聞ける・・・はず。
そして都築さんには、
本日の一品である「脳内混色絵画」はどのように見えるのでしょうか?
ぜひ来てくださいね。
5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年05月10日
脳内混色絵画 C1M1Y2 #1
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脳内混色絵画 C1M1Y2 #1
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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名古屋のギャラリーセラーでの中ザワさんの個展もあと2日。
皆さん見に行きましたか?
作品タイトルについている「#1」は、
2月11日に紹介した「脳内混色絵画 C1M2Y1 #1」、
4月28日に紹介した「脳内混色絵画 C2M1Y1 #1」と似ている配列を意味します。
タイトルの説明は、これまでも何度もしていますが、
本日の一品はY2、つまりイエローの比率が高いのです。
こうして並べて見ると、同じ「脳内混色絵画」なのに、
好きキライとか、気持ちいいとか悪いとか、感じてしまうのが不思議です。
5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年05月08日
脳内混色絵画 C1M1Y2 #4
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脳内混色絵画 C1M1Y2 #4
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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よくよく見てください。
今まで紹介したことのないシリーズ、
つまり、黄色の配分が多い「C1M1Y2」です。
チェック柄?
と思わせるような「#4」。
いままでに「#4」のつく作品は紹介したことがないので、
この組み合わせはとても新鮮じゃないでしょうか?
私は女子高生のスカートを思い出してしまうチェック模様ですが、
皆さんはどうですか?
ギャラリーセラーの展示は今週末まで、
ホンモノを確かめにぜひ名古屋へGO!です。
5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年05月01日
脳内混色絵画 C2M1Y1 #2
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脳内混色絵画 C2M1Y1 #2
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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今日は平日、名古屋のギャラリーセラーも開いてます。
4月28日にも紹介した「脳内混色絵画C2M1Y1」のシリーズです。
「#2」とかの番号ってなに?
・・・いいところに気づきましたね?
4月21日に紹介した「脳内混色絵画 C1M2Y1 #2」と見比べてみてください。
配列が似てますよね?
そう、色の配分は異なりますが、並び方は同じのものは、同じ番号が振られています。
でも完全な色違いじゃないんで、まったく違う作品にも見えますね。
そうしてみると、他のはどう見える?と楽しみになります。
それと告知ですが、この展覧会開催に関連して、
5月12日(土)午後3時より、
中ザワさんとイラストレーターの都築潤さんのトークがあります。
皆さんお誘いの上、ギャラリーセラーへいらしてね!
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年04月28日
脳内混色絵画 C2M1Y1 #1
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脳内混色絵画 C2M1Y1 #1
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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先日、藤田も名古屋のギャラリーセラーでの
中ザワヒデキ「脳内混色絵画」展を見に行きました。
これまで岡崎で見たり、一品で紹介してきたり、
・・・としてきたのは「C1M2Y1」のシリーズ。
復習ですが、シアン(C、青)、マゼンタ(M、赤紫)、イエロー(Y、黄)の
比率が作品タイトルになっていたんでしたね。
それで本日の一品は、これまでのシリーズとは異なる、岡崎でも展示してない、
「C2M1Y1」というシリーズ、つまりシアンの比率が高いものです。
青好きな藤田なので、ちょっとどきどき。
でもどれもキレイだなぁって、会場を飽きもせず眺めてました。
皆さんはどうでしたか?
え゛?!まだ行ってない?
今日はやってますからぜひどうぞ。
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年04月21日
脳内混色絵画 C1M2Y1 #2
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脳内混色絵画 C1M2Y1 #2
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館、2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar
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今日4月21日から、名古屋にあるギャラリーセラーで、
中ザワさんの個展「脳内混色絵画」が行われます。
「脳内混色絵画」は、この一品ブログでも何度も紹介していますね。
でも・・・。
藤田としては、やっぱり実物にはかなわないなって思ってます。
このキラキラは、本当に素敵。
美術って「美しい」ものを求めるものだと思いますが、
こういった美しさもあるんだなって・・・。
宝石のキラキラというより、流れ星のようなキラキラかな。
あれ?ちょっとロマンチストになっちゃった。
ぜひギャラリーセラーにお越しください!
脳内混色絵画
2007年04月12日
脳内混色絵画 C1M2Y1 #6
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脳内混色絵画 C1M2Y1 #6
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館、2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)(4月21日〜5月12日開催予定)
Courtesy Gallery Cellar
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アートフェアに飾ってあるものとは別の「脳内混色絵画」を紹介します。
この作品をはじめ、アートフェアではリーフレットを配布されており、
そこには
「脳内混色絵画 C2M1Y1」のシリーズが#1〜#6、
「脳内混色絵画 C1M2Y1」のシリーズが#1〜#6、
「脳内混色絵画 C1M1Y2」のシリーズが#1〜#6、
合計18点が掲載されています。
2月5日の一品にも書いていますが、復習もかねて・・・、
Cはシアン(青)、Mはマゼンタ(赤紫)、Yはイエロー(黄)。
本日の一品「脳内混色絵画 C1M2Y1」だと、
シアン1:マゼンタ2:イエロー1という割合で並んでいるのですね。
目ではぎらぎらして見えますが、
脳で混ぜると・・・赤紫がかった灰色になるのです。
オー!ノーッ!!
2007年04月11日
脳内混色絵画 C1M2Y1 #3
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脳内混色絵画 C1M2Y1 #3
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館、2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)(4月21日〜5月12日開催予定)
Courtesy Gallery Cellar
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昨日から、有楽町にある東京国際フォーラムでは、
「アートフェア東京」というイベントが開かれています。
これは、国内外のギャラリーが100ほど集まり、
所属アーティストの作品を売るというもの。
いわば、アート作品の見本市といいましょうか。
すごい数のブース、作品なのですが、
中ザワさんの作品は遠くからも目立ちます。
中ザワさん所属のギャラリーセラーは、
会場の一番奥なのですが、
壁面を利用して飾っているのが、本日の一品。
会場で「どこだっけ・・・脳内混色絵画は」と迷うこともなく、
きらきらした作品が見付けられるって、
なんか気持ちいいですよ!
中ザワヒデキ 脳内混色絵画
2007年02月11日
脳内混色絵画 C1M2Y1 #1
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脳内混色絵画 C1M2Y1 #1
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館(開催中・3月25日まで)
Courtesy Gallery Cellar
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昨日10日から、愛知県の岡崎市美術博物館で始まった、
「“森”としての絵画」という展覧会に、中ザワさんの作品が出されています。
私はまだ行ってないので、
さっき東京へ帰ってきた中ザワさんに、電話で状況を聞いてみました。
中ザワさんの作品はショウケースに入っているそう。
その中には、この「一日一品」でも紹介している、
「異種画素配置」や「脳波ドローイング」、
そして本日の一品でもある「脳内混色絵画」が展示されているんだそうです。
とりわけ「脳内混色絵画」は、まぶしくキラキラ光ってるって。
なぜなら、アルミフレームで作られた作品に、煌々と照明が当てられているから!
ええっ!早く見てみたいなぁ〜。
25日には、「対談 岡崎乾二郎×中ザワヒデキ」があります。
私・藤田も行く予定です。
皆さんもぜひぜひいらしてくださいね!!
2007年02月05日
脳内混色絵画 C1M2Y1 #5
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脳内混色絵画 C1M2Y1 #5
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館(予定・2月10日より)
Courtesy Gallery Cellar
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昨日の朝日新聞「Be!」紙上にも掲載されていた、
中ザワさんの新作「脳内混色絵画」。
「灰色絵画」の続編ともいえる作品は、
やっぱりシアン(青)、マゼンタ(赤紫)、イエロー(黄)で構成されてます。
灰色絵画は三色それぞれ等量ですが、
脳内混色絵画では混色の割合が異なり、
それはタイトルに書かれてあります。
この作品の場合、
「C1M2Y1」とあり、
「シアン(C)が1、マゼンタ(M)が2、イエロー(Y)が1」の割合を意味します。
なんだそれは・・・と藤田はパソコンでフォトショップというソフトを開き、
シアン25%、マゼンタ50%、イエロー25%と混ぜた色を作り出しました。
すると・・・新聞に中ザワさんが書いてあるように、
「赤紫がかった灰色」が出来た!!
ちょっと待て、
この「脳内混色絵画」作品、私の脳はちゃんとこの色を視ているの?
不思議なカンカクですぅ〜。