普通切手

2007年09月09日

18枚から成る80円分の普通切手の58通り

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18枚から成る80円分の普通切手の58通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

・・・・・

とうとう奈義町現代美術館「切手展」も今日で終わり。

美術館に来てくださった多くの皆さん、ありがとうございました。
作品の感想が書かれたブログを検索して読んでいると、
皆さん「びっくり」「驚いて」くださったようですね。
いろんなものの見かたがあるけど、
切手だけでびっくりしたり驚いたりなんて普段しないだろうから、
刺激ある(?)作品を紹介できて協力者の私藤田としては光栄です。

そして学芸員の岸本さんほか、
美術館のスタッフの皆さんありがとうございました。
去年夏の唐突なプレゼンテーションから、
こんなすばらしい展示が出来るなんて想像できなかったです。
会期前の設置も大変でしたし、
はじまってからもお世話になったことだと思います。
中ザワさんからも御礼がいっていると思いますが、
私からもこの場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

中ザワヒデキ切手展ブログ





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2007年09月08日

1枚から成る50円分の普通切手の1通り

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1枚から成る50円分の普通切手の1通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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オーマイガーッ!
当たり前なのですが、
ずいぶんと紹介してきて「50円切手1枚!」というのはショックかも。
これも「組み合わせ」の一つなんだけどね。

中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年09月06日

17枚から成る80円分の普通切手の57通り

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17枚から成る80円分の普通切手の57通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

・・・・・

切手の券種が限られているため、
こんなにたくさん貼っても、目立つのは数種類・・・。
一枚ずつ貼って行ってもいいのですが、
同じものならまとめて貼りたい!
でも数えながら貼らないと間違えてしまう!
と、
切手をシート(横10列×縦10行)から切り離して貼るときに
私は「横2列×縦a行」のまとまりで貼ってました。

しかし今日の一品みたいな奇数のときは、どうしても下がそろいません。

頭の中でテトリスの音楽が流れながら、
シートから切手を切り離し、上下の切手とそろえて貼っていく作業。
それでも切り離し方を間違えて、
「ゲームオーバーだあああ」と思ったりしました。

中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年09月05日

2枚から成る50円分の普通切手の2通り

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2枚から成る50円分の普通切手の2通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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これは分かるでしょう。
なにが?
組み合わせの仕組みが。
絵柄もきれいだし。

たとえば今日郵便局に行って、
50円分を2枚の切手で再現しようと思っても、ムリ。
2002年10月に切手の券種が整理されてかなり減って、
一番上の40円切手(緑地のちょうちょ柄)がないから、
2パターンにならないんだな。

組み合わせを考えるより、
現実社会のほうが難しいのね。

方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年09月04日

16枚から成る80円分の普通切手の54通り

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16枚から成る80円分の普通切手の54通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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切手の色が地味!
・・・って、引きで見ると思ってしまいます。

「待てよ?!これって、ピクセルっぽくない?」
つまり、
中ザワさんの「大ボケツ」のシリーズ、
たとえば SELFPORTRAIT-SUMMER '90(大ボケツ第三番)
の画像をクリックして拡大して見ると、
ピクセル(点)を並べて絵になってることに気づきます。
切手の1枚1枚の並びは、ピクセル(点)の1つ1つの並びのようです。

「ん?それより」
「灰色絵画」「脳内混色絵画」を構成する1つの画素のよう。
切手の1枚1枚の並びは、シアン・マゼンタ・イエローの画素の1つ1つの並びに似ています。

中ザワさんの作品って、見た目も同じようだったのね。

中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年09月02日

1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表

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1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表
2001
発表歴[素材]:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)[トナーインク、紙]、2001 方法第11号 [WEB作品]、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)[顔料インク、紙]
*写真は奈義町現代美術館での展示
Courtesy Gallery Cellar

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藤田「ふと作品画像を見てて思ったんですけど、
   50円の作品はハガキだけしか写ってないけど、
   80円のほうは封筒と組み合わせの表がセットなのですか?」

中ザワ「そうだね。
    50円の組み合わせ表は、
    組み合わせ表だけでまとめて一つの作品にしてあるんだよ」

ということで、
本日の一品は「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」です。

封筒に貼られた切手の組み合わせと、組み合わせ表にある切手の組み合わせ。
これは同じ意味のものを示す=「同じ価値」のもの
なんだそう。

ジョセフ・コスースの作品で、
椅子そのもの、椅子の写真、辞書で引いた椅子の意味、
という三点どれも「椅子である」という作品があります。
それとこの作品は同じように、
貼られた切手、組合せ表の数字のどちらも「切手の組み合わせ」であるのです。

中ザワ「表はイデアを表しているんだよ」
と言いながら、
「方法」の時代はイデア自体を作品とみなしていたからこれは作品。
「方法」の考え方をやめた今はイデア自体を作品とはみなさなくなったから、
たとえば「灰色絵画」を作るにあたって使用した表は作品とはみなしていない、
だそうです。

・・・なんのこっちゃ!?

方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年08月31日

15枚から成る80円分の普通切手の52通り

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15枚から成る80円分の普通切手の52通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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8月28日の「13枚から成る80円分の普通切手の45通り」の最後に、
「壁への「設置」は大変でした。」と書きました。

そりゃ枚数あるから大変でしょ?と言われそうですが、
ただそれだけじゃぁないんです。

額縁に入っていない紙とかの展示方法って、
たとえば「虫ピンで留める」というやりかたがあります。
今回の切手展で、切手の構成表はこのやりかたで張ってあります。
でも、紙に虫ピンの穴が開いちゃう。

それじゃヤダってことで、
「四隅にクリップ留めして壁に張る」というやりかたもあります。
府中市美術館での「脳波ドローイング」の展示はこのやりかたでした。
でも、クリップが目立っちゃう。

今回の奈義での展示のやりかたは、2001年の個展「金額(切手)」で、
中ザワさんの所属するギャラリーセラーの武田さんという人がひらめいたやりかたを使っています。
「フォトコーナー」を使おう!
ってね。

「フォトコーナー」というのは、
三角形で、写真とか、少し厚みのある物の角にはさんで、
裏がシールになっているものです。
昔は写真アルバムによく使っていたそうです。
そういえば昨日会ったアーティストさんのポートフォリオにも使われてました。
そんなもので、本来は壁に張るようなものじゃないんです。

だからほんと、壁への「設置」は大変でした。
499枚の封筒や隣の部屋のハガキの枚数×4隅
=一体何枚の「フォトコーナー」?
 小さな角に「フォトコーナー」をはめて、張るって一体どのくらい大変さ??

・・・いえ、白状します。
中ザワさんも私もフォトコーナーの扱いは、手伝ってくださった方に任せていたのでした。
設置を手伝ってくださった皆さん、いまさらですがありがとうございました。

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2007年08月30日

14枚から成る80円分の普通切手の49通り

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14枚から成る80円分の普通切手の49通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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私がOLだった頃の後輩さこっちから、メールが届きました。
美術には興味のないはずのさこっちは、
いま出産して、実家のある岡山へ帰っているようです。

「中ザワさん(43)」
と書かれたメールに添付されていたのは、
岡山の8割の人が読んでいるという「山陽新聞」の今日の記事!

慌てて私は山陽新聞のweb版を検索。
ありました。
「奈義町現代美術館で中ザワヒデキ切手展
壁にずらり“封筒群”」

すごいタイトルです。

しかも本文も面白い。
最先端の概念芸術(コンセプチュアル・アート)が訪れた人を驚かせている。
とか、
文字や記号を使った難解で理論的な作品
とか、
展示室の壁にずらりと並んだ“封筒群”は一歩引いて眺めると点描画のようにも見え、
とか。
写真注釈も爆笑しちゃいました。

この記事を読んだ人は、ますます展示に行きたくなる気がします。
記者の松島健さん、ありがとう!

中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年08月28日

13枚から成る80円分の普通切手の45通り

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13枚から成る80円分の普通切手の45通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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テレビ津山のサイト
http://www.tvt.ne.jp/news.html
の8/5のニュースとして「切手展」が掲載されています。

>この展覧会の新作では、
>1枚から18枚の普通切手で80円分になるように組み合わせた、
>美術館宛の封筒、合わせて499通りが、切手の枚数ごとに壁一面に並んでいます。

つまり、499枚の封筒ってことですね。
(私も数えてなかったことだったのでびっくり!)

搬入は簡単でした。
切手が貼られたら、ポストにポンって入れたら美術館に「搬入」できるのだもの。
どんな作品でも、こんなにラクな搬入はないでしょ?

・・・でも、壁への「設置」は大変でした。

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2007年08月27日

3枚から成る50円分の普通切手の7通り

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3枚から成る50円分の普通切手の7通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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一番上のハガキを見てください。
1枚目のキミドリの地色に巻貝の切手は40円です。
2枚目の赤紫っぽい切手は9円です。
3枚目の茶の地色に人が写っている切手は1円です。
40+9+1=50円、ハガキの送料となっています。

40円切手や1円切手があるのはわかるけど、
9円切手があるって半端で変だと思いませんか?

以前、ハガキの送料は40円でした。

消費税(3%)が導入されたとき、ハガキは41円で送るようになりました。
40円切手に1円切手を貼ればよいわけです。
そして、41円切手なるものも登場しました。

やがてハガキの送料が50円になりました。
41円切手は廃止され、
手持ちの41円切手に足して50円になるよう、9円切手というのが登場しました。

という過程を経てこの一品が制作された2001年は、
9円のような半端な額面も含めて、普通切手の券種が多かったのです。

2002年10月に切手の券種が整理されてかなり減ったため、
いまは40円切手も、9円切手も、郵便局には置いてません。


中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ




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2007年08月24日

12枚から成る80円分の普通切手の39通り

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12枚から成る80円分の普通切手の39通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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先日とある飲み会で、岡山出身のアーティストさんからこんな話を聞きました。
「知り合いの女性が『切手展』を見に行ったけどワケわかんない、って言ってたよ」

切手貼りも壁の設置も手伝った私は、
身内のような感覚だったので、そっかーと肩を落としました。
が、中ザワさんは「そういう人もいる」とポジティブ。

なぜなら、
中ザワさんの方法時代の作品は「ある一定の法則に基づいている」ので、
意味は同じハズなのですが、
「切手」で分からない人が「囲碁」で分かったり、
「囲碁」で分からない人が「金額」で分かったり、
素材で観客は理解したり、納得できなかったりするらしいのです。

ちなみに私は「回路」が理解できません。
中ザワさんの作品理解以前に「回路」コンプレックスがあるからだと思います。
他の作品は「ほほー」と納得したり、爆笑のツボもあったりするのですが・・・。
だから「切手」が分からないと言う人も、
他の中ザワさんの作品を見たら「面白い」って言うこともありえるはずです。

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2007年08月23日

11枚から成る80円分の普通切手の36通り

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11枚から成る80円分の普通切手の36通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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先日のニュースに、
「10月1日郵政民営化に伴う新デザインの普通切手・通常郵便葉書の発行」
というのがありました。
ご存知ですか?

私はあわてて中ザワさんに伝えたのですが、
中ザワさんは既に知ってました・・・。
しかも
「切手は普遍的なものと思われがちだけど、
 こういうことがあるから、
 いま奈義で展示している作品は作ったときにしか出来ない作品なんだよ」
とのこと。

ちょっとなんだかブルーになりました。

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2007年08月21日

10枚から成る80円分の普通切手の28通り

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10枚から成る80円分の普通切手の28通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんによると、
2001年に発表したハガキの「普通切手」シリーズを見た人に、
「ハガキの裏は、絵葉書?」
と言われてびっくりしたことがあるそうです。
・・・ハガキの裏は無地です。

となると、
封筒の作品も、中身はからっぽです。
・・・そこに意味を求めてませんから。

コンセプチュアルアートって、
一見難しいように思えるけど、理屈は簡単なんだと思います。

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2007年08月18日

4枚から成る50円分の普通切手の21通り

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4枚から成る50円分の普通切手の21通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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2001年に作られたハガキの「普通切手」シリーズです。
これ、全部中ザワさんが切手を貼ったんだって。

中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年08月17日

9枚から成る80円分の普通切手の24通り

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9枚から成る80円分の普通切手の24通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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見れば分かりますが、
今回使っている封筒は、縦に9枚、切手が貼れるようになっています。
1円切手80枚、というパターンもアリかもしれないんですが、
宛名に重ならないようにしなくてはならないので、
列は2列まで貼るようにしました。
本日の一品は縦に一列、ぴっちり入ってます!
うん、すっきり!

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2007年08月16日

8枚から成る80円分の普通切手の17通り

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8枚から成る80円分の普通切手の17通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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これまた、封筒がどばっと増えました!
広い空間で、障害もなく封筒を並べてあるだけ、という展示って、
そうめったにないですよね。
私だったら「これが美術作品かよ!」って突っ込みたくなると思います。

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2007年08月15日

7枚から成る80円分の普通切手の14通り

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7枚から成る80円分の普通切手の14通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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おおっ、
いきなり封筒の数が増えました。

裏話ですが、
奈義に向けて出発する直前まで切手を貼っていました。
なので、届くかどうかとっても不安だったのです。
中ザワさんの作品で、消印に意味を持たせるのはおかしいのですが、
それでも投函したポストが東京で(集荷は渋谷局)、
日付も刻印されていて、
ちゃんと郵送して届いたんだ!ということを証明してほしいですよね。
が、
糊成分のせいか、数枚の封筒は消印がなかった!
とか、
いくつか押された消印のうち、
「渋谷」の消印が1個だけで「奈義」の消印だった!
とか、
ひどいのは誰がどこで書いたのか手書きの消印みたいなマークが!
とか、
展示していたらそんな封筒がときどき見つかりました。

人生いろいろ、封筒いろいろ。
展覧会でチェックしてみるのも面白いかもしれません。

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2007年08月14日

6枚から成る80円分の普通切手の8通り

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6枚から成る80円分の普通切手の8通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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「金額」のシリーズ同様、そのものが金額を表す「切手」。
ハガキの作品が作られた2001年当時、
中ザワさんがしていた「方法」という活動では「快楽」を禁じていたため、
なにかしら意味のある数字(誕生日とか電話番号とか)ではなく、
必然的につまらなくなる方向=順列
・・・にならざるを得ませんでした。

そうはいっても、順列で並べられたものって分かりやすいですよね。
ある意味「快楽」な気がするんだけど・・・。

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2007年08月11日

7枚から成る50円分の普通切手の232通り

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7枚から成る50円分の普通切手の232通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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今回の「切手展」の展示スペースである町民ギャラリーは、
新作(封筒作品)のあるギャラリー1と、
旧作(ハガキ作品)のあるギャラリー2があります。

旧作であるハガキ作品の中でも、
一番パターンが多いのが、本日の一品。
50円分を7枚の切手で表そうとしたら、232通り!!
すごすぎー!!

いまと違って、2001年当時は普通切手の券種が多かったので、
とてもカラフルだし絵柄も楽しいんですよ!

ところで、なんで7通りまでしかないんだろ?
それ中ザワさんに聞くの、忘れてた・・・。

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2007年08月09日

5枚から成る80円分の普通切手の7通り

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5枚から成る80円分の普通切手の7通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar

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80円分を5枚で示そうとすると、7通りになるんですね。

この画像の左にあるのが、組み合わせの表です。
今回展示している新作のほとんどは、私が手伝って切手を貼ったのですが、
そのときこの表をもとにして切手を貼りました。

表には、左から80円、70円、50円、30円、20円、10円、5円、3円、1円、
といまある普通切手の種類と、作品に貼ってあるそれぞれの枚数が書いてあります。
この表を見ると、切手がどういう組み合わせで貼ってあるか分かるようになってます。

だからといって別に表を意識してみなくていいんですよ。
私は「切手の券種が減って地味だこと!」と思ってます。
(券種=私も今回初めて知ったのですが、切手の種類を意味します。)
(郵政事業庁は2002年に普通切手の券種を半分以下に減らしたのだそうです。
2001年には50円以下の普通切手は13種もあったので、
当時作られた中ザワさんの旧作は、見た目にもにぎやかでした。)

皆さんはどう見えますか?

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2007年08月08日

4枚から成る80円分の普通切手の5通り

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4枚から成る80円分の普通切手の5通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar

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金額のシリーズを見ていると、
たとえば「1107枚の硬貨から成る20523円 (金額第一番)」は、
左から1円・5円・1円・5円・10円・5円・1円・5円・1円・・・
と規則的に並んでいます。

普通切手のシリーズも規則にのっとって並んでいて、
本日の一品だと、4枚で80円分になるように組み合わされています。
クリックして拡大すると分かりますが、
1)50円+20円+5円+5円
2)50円+10円+10円+10円
3)30円+30円+10円+10円
4)30円+20円+20円+10円
5)20円+20円+20円+20円
の5通りありますね。

藤田「なんか、花の蜜を吸う絵柄ばかりですね」
中ザワ「ひとつだけ違うのがあるよ」
藤田「え?どれですか?」
中ザワ「吸わん(=5円のスワン)」
藤田「ギャフン」

中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年08月07日

3枚から成る80円分の普通切手の3通り

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3枚から成る80円分の普通切手の3通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar

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この封筒での普通切手作品は、奈義町現代美術館のための新作です。
というのが封筒のあて先を見ると分かるのですが。
ふつうの絵画だと、「新作です」と言われないと分からないけど、
あて先だけでなく、消印の日付を見ても、新作ってことが分かるなんて面白い!

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2007年08月05日

2枚から成る80円分の普通切手の2通り

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2枚から成る80円分の普通切手の2通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんが普通切手を使った本シリーズの作品を作り始めたのは、2001年のこと。
ギャラリーセラーでの個展「金額」が、会期が前半と後半に分かれていて、
前半は金額のシリーズを展示していたそう。
後半どうしよう?と思ったとき、切手も金額を表すものだと気づいた中ザワさん。
そこで切手のシリーズが生まれたんだそうです。

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2007年08月03日

1枚から成る80円分の普通切手の1通り

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1枚から成る80円分の普通切手の1通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴: 2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催予定)
Courtesy Gallery Cellar

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明日から岡山・奈義町現代美術館で、中ザワさんの「切手展」がはじまります。
旧作も出しますが、新作も出すそうです。
ちょっと早めに新作をお見せしましょう。

新作の普通切手の作品シリーズは、
80円になるよう、切手をいくつも組み合わせて貼っている作品です。

え?80円切手1枚じゃつまんないって?
それもパターンの一つですから、しかたないでしょ。

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2007年07月30日

6枚から成る50円分の普通切手の122通り

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6枚から成る50円分の普通切手の122通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」」奈義町現代美術館(岡山)(8月4日〜9月9日開催予定)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんから「切手貼りを手伝って」という召集命令が。
今週末から岡山・奈義町現代美術館で、
中ザワさんの個展「中ザワヒデキ 切手展」があります。
本日の一品も展示しますが、
新作がまだ出来上がってないようです。

本日の一品を眺めて、まずは予習。
6枚の切手で50円分になるように考えられた組み合わせをもとに貼られています。
ふむふむ。

中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ


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2007年02月18日

5枚から成る50円分の普通切手の58通り

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5枚から成る50円分の普通切手の58通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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今日の朝日新聞日曜版Be!「目の冒険/脳で視るアート」は、
中ザワさんが2000年から2004年まで、「方法」という活動をともにしていた、
詩人の松井茂さんの作品紹介でした。

方法、か・・・。
ということで、
中ザワさんの「方法」時代の作品を紹介します。

「方法」の作品は、規則にのっとって作られたものがほとんどです。
本日の一品のような、切手とはがきを使った作品は、
ハガキに貼られる50円分の切手が、
「50円1枚」でも、
「20円と30円」でも「10円と40円」でもいいので、
その組み合わせの規則を楽しむ作品です。

「1枚から成る50円分の普通切手の1通り」
(=50円切手を貼ったハガキ)
から、
「7枚から成る50円分の普通切手の232通り」
(=普通切手を7枚で50円分になるように貼ったハガキ)
まであり、
本日の一品は、
普通切手を5枚組み合わせて50円分になるように貼ってあり、
この組み合わせは全部で「58通り」あり、作品も「58通り」作られています。

ただし!
「58通り」というのは制作当時、つまり2001年での話。
「4円切手」のように、いまはない切手もあるので
(wikipediaによると2002年にかなりの切手がなくなったらしい)、
2007年現在として作ったら、何パターンになるのかしら??

中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」


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