中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈

2007年05月28日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈7「デュシャンの有名な"便器"作品とは?「泉」」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈7「デュシャンの有名な"便器"作品とは?「泉」」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月18日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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昨日の松井茂さん、建畠晢さんのトークの中で、
建畠さんがこのデュシャンの便器「泉」について触れてました。

便器だけに、性的なものをイメージするとは思っていたのですが、
「上水道と下水道をつなぐ便器を逆に置いている。これは都市論だ」
という話には、びっくりしました。

昔から美術評論家の人が使う言葉って、独特だなと思ってました。
「作家のキモチ、分かるじゃんコレ」といえばいいのに、
「作り手と意識を共有する」とか言ったりしてさ。
それでこの便器が都市論に結びつくだなんて。
無謀だ!強引だ!と思っているうちは、評論家にはなれないんだろうな。
まあそれこそ無謀ですけど。


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2007年05月26日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈6「自然を幾何学的形態へと還元した『キュビスム』」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈6「自然を幾何学的形態へと還元した『キュビスム』」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月11日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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突然ですが、皆さんはどういった絵が好きですか?
私は思想抜きで、絵画表現だけだとキュビスムとかかな、と思ってます。

え?キュビスムってなに?って??

本日の一品がそうです。
・・・ってもわかりにくいですよねー。
キャンバスなどの平面に、立体的に描こうとするのがキュビスム。
元絵は、画家ブラックの「レスタクの家々」という作品だそう。
留守宅の家々じゃないです。
いえいえ、家に見えないんですけど???

**追伸
マチスはこの作品を見て、
家ではなく「立方体(キューブ)」に見えたので、
そこからキュビスムという名が付いたということです。


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2007年04月20日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈3 「未来派ってカゲキだったのネ!」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈3 「未来派ってカゲキだったのネ!」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年5月21日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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バッラ、っていう美術作家をご存知ですか?
「未来派」という20世紀初頭のイタリアで起こった運動の中心人物です。

私が「未来派」のことを知ったのは大学のときでしたが、
すっごい衝撃でした。
というのも、本日の一品の元絵である、
バッラ「鎖に繋がれた犬のダイナミズム」を見てもわかるように、
美術作品に「動き」とか「スピード」というのを求めたからです。

けして中ザワさんの家にいる犬が走ってる絵ではありません。
バッラすげぇ、リスペクト、って感じッス。


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2007年03月26日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈4「印象派(ナルホド、タシカニ印象的ダ・・・) 印象・日の出」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈4「印象派(ナルホド、タシカニ印象的ダ・・・) 印象・日の出」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年5月28日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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本日の一品は、モネ「印象・日の出」のバカCG作品です。

私は今日、いろいろあって日の出頃に目を覚ましました。

ああ、、、。
なにか始まる、あるいは、始める。
そんな季節ですが、自分の身もそういう状態に置かれると、
ちょっとけだるーい気分。
そんな気持ちを持ち合わせた朝でした。

昇っていく太陽を見ながら移動をし、
そう言いながらも有意義な午前中を過ごしてしまったわけですが、
明日もなんら変わらず太陽は昇るのです。
でも、今日ほど大切な朝はなかったな。
という印象でした。

え゛?そういう印象派?


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2007年03月17日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈1「ネオ・エクスプレッショニズムとは!?」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈1「ネオ・エクスプレッショニズムとは!?」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年5月14日号 p.39
Courtesy Gallery Cellar

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今日は「オークションの下見会」なる場に行きました。
取材、ではなく、たまたま、です。
とはいえ、今日発売の「美術手帖」4月号で、
「アートコレクターになるには?」という記事を書いたせいか、
オークションだの、作品はいくらだの、というのが気になっています。

本日の一品は、週刊「Tokyo Walker」で、
中ザワヒデキ侯爵という人による連載の文章につけられていた図版です。
そう、本日の一品のようにキース・ヘリング作品も、
中ザワさんがバカCGで描いていたのです!

話は戻って「オークションの下見会」ですが、
最近引越しでお金を使ってしまったので、
作品は当分買えないなあ・・・と思った藤田でした。

ところでこの回のタイトルにある「ネオ・エクスプレッショニズム」ってなぁに?
調べる本を買うお金も使ってしまった、とほほな藤田なのでした。


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2007年03月11日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈5 「日本の最重要現代美術「もの派」とは?」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈5 「日本の最重要現代美術「もの派」とは?」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月4日号 p.87
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんが連載をしている、朝日新聞「Be」も早くも10回目。
今日、中ザワさんが取り上げているのは、関根伸夫「位相−大地」です。
本日の一品も同じく「位相−大地」、違いがありますね。

それもそのはず、
朝日新聞「Be」は、実際の関根伸夫「位相−大地」の作品写真で、
本日の一品は、中ザワさんがバカCGで描いたものです。

雑誌「Tokyo Walker」では、何度も中ザワさんは連載をしていますが、
この一品は、中ザワヒデキ侯爵という人による連載の文章につけられていた図版です。

ところで、関根伸夫「位相−大地」のことを初めて知ったときって、
すっごいショックというか、驚きというか、びっくりしますよね。
私も「え゛!掘ったの?この筒状のものと同じ大きさ・深さで?」と、
まさに目からウロコ、鼻から牛乳状態。

中ザワさんが何度も取り上げてるってことは、
きっと中ザワさんも目からウロコ、鼻から牛乳状態だったんでしょうね。
・・・中ザワさんの目からウロコや鼻から牛乳は出ません、
でも中ザワさんの脳からは、脳波を出します、見えます。
ということで、朝日新聞「Be」の「脳で視るアート」も、ぜひお読みくださいませ!


nakazawa_hideki at 17:52コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ!
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