アニメーション

2007年07月27日

世界没落体験

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世界没落体験
[ループアニメーション]
1997
480×640ピクセル、0.3秒のループ
発表歴:2007 「DARK SEED:03 明けない夜」すみれの天窓(東京)
Courtesy Gallery Cellar

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う、動いている!
この一品ブログをはじめて半年あまり、
動画作品を初めて動画としてお見せすることになりました。
(これまで動画はワンカットの静止画でしか紹介していなかったのでした!)

いま新宿ゴールデン街の「すみれの天窓」で開催している、
中ザワさんと美術家の前本彰子さんの二人展「DARK SEED 03: 明けない夜」
で、本日この作品の上映が行われます。
(ちなみにこの上映は、「未発表の旧作の初出展」ということになるらしいです。)

最初とか最後とかはありません。
ずーっとこのカラフルなのが流れて、うわー、気持ちわるーい!
・・・まさにタイトル通り「世界没落体験」なのです。

タネを明かすと、なんとこれはたった6枚のGIF画像をつなげたもの。
えー、6枚でこういう動きになるんですか!?
などなど、疑問が沸いた方はぜひ「すみれの天窓」へ!
中ザワさんに直接質問してみるとよいでしょう。
ちなみに藤田は大阪でトークしているため、行けない、くそっ!

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2007年06月02日

「CLICK STUDY 001〜009」より 008 母をたずねて30000ドット

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(この画像はアニメーション作品の一部分です)

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「CLICK STUDY 001〜009」より 008 母をたずねて30000ドット
[インタラクティブアニメーション]
1995
マッキントッシュクラシック対応アプリケーション
発表歴: 2006 「中ザワヒデキ音楽作品展」渋谷UPLINK FACTORY、2006 「animtion tapes」愛知県芸術文化センター、2006 「animtion tapes」 直島カフェまるや、2007「サテライツ オブ アニメーション―アニメーションにまつわるいくつかの定点―」
Courtesy Gallery Cellar

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今日から私・藤田千彩も企画の一部を協力している
「サテライツ オブ アニメーション―アニメーションにまつわるいくつかの定点―」
というアニメーション上映会がはじまります。

去年UPLINK FACTORYで見た、
中ザワさんのアニメーション作品がとても印象にありました。
「CLICK STUDY 001〜009」というシリーズの中から、
本日の一品である「母をたずねて30000ドット」を上映します。
私が企画したプログラムが「線」をテーマにしたものなので、
この「母をたずねて30000ドット」だけを抜粋させていただいています。

画像の上部にある、横長のウィンドウにある、
線がうねうねしているのが本作品。
なにが母なのか、何が30000ドットなのか、は見てのお楽しみ。

ちなみにこの画像は、
鑑賞者が当時のマッキントッシュでマウスを動かしながら
本作品を見ているところです。
画面をビデオ録画したものなので、少しピンボケしています。

今夜は「KIDS BOX」を使って、
中ザワさんがライブパフォーマンスをします。
これまた見もの、ぜひいらしてくださいね。



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2007年02月26日

不可視関数試論(カンタン・アブストラクト)

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不可視関数試論(カンタン・アブストラクト)
[インタラクティブアニメーション]
1996
マッキントッシュコンピューター、液晶タッチパネル、モニタ、電光掲示板、スピーカー、台、額
発表歴:1996-2001 名古屋市NADIYA PARK-7F名古屋青少年センター、2001以降 蒲郡情報ネットワークセンター生命の海科学館(恒久設置)
生命の海科学館所蔵

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今日は、岡崎市美術博物館のある岡崎の隣の市、愛知・蒲郡に来ています。
JR蒲郡駅から徒歩3分ほどの場所に、
恒久設置された中ザワさんの作品があります。
それが本日の一品です。

「不可視関数試論(カンタン・アブストラクト)」は、
インタラクティブ・アートです。
絵、デザイン、言葉選び、声(音)、そしてプログラミングまでも、
中ザワさんが手がけています。

液晶のタッチパネルに、
名詞、形容詞、動詞などさまざまな言葉の書かれたボタンが表示されています。
ボタンに手で触れると目の前のモニターに絵が映し出され、
言葉は声や音になって聞こえます。

ボタンには、あらかじめいくつもの言葉、名詞だったり形容詞だったりがあります。
ボタンに指で触れると、その言葉から想起される絵が現れます。
それが前の画面の上に上にと重なり、ひとつの絵として見ることができます。
言葉もどんどん増えていってひとつの文章のように長くなり、
最大20の言葉で構成された文章として、
最初から絵や文章を目や耳で楽しむことが出来るのです。

「わたしは」「ぼくは」「リボンがけして」
というボタンを押すと、
画面には、
“女の子の顔”“男の子の顔”“大きなリボン”
というバカCGで描かれた絵柄が出てきて、
「わたしは」「ぼくは」「リボンがけして」という声も出る、という仕組み。

観客が言葉を選び、作品として絵と音で反応を示します。
言葉に対応した絵は、
数種類の形や色、大きさに変化して、画面に出てくる場所もまちまち。
形容詞はだいたいその意味どおりに絵の形が変わっていくし、
動詞はだいたい意味どおりに絵が動きます。
言葉の持つニュアンスや言葉じりだけをとらえた絵が出てくる場合もあり、
「えっ!」と、たいがい想像と違う画面になってしまうのが魅力。

「この言葉を入れると?」「こんな絵が出るのかー」
私たちは面白くてハマってしまいました!
「家にあると練習できて傑作が作れるのになあ」と帰るのも惜しいくらいでした。

皆さんもぜひどうぞ。
3月25日までなら隣の市の岡崎美術博物館で中ザワさんの作品も見られます。

蒲郡情報ネットワークセンター生命の海科学館 蒲郡情報ネットワークセンター生命の海科学館の不可視関数試論(カンタン・アブストラクト)の紹介ページ

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2007年01月13日

KIDS BOX

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(画像は発売当時のもので、現在のものと異なります)

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KIDS BOX
[インタラクティブアニメーション]
1995
アスク講談社(現 株式会社アスク)発行
CD-ROM
受賞歴:1995 95年度マルチメディアグランプリMMAアーティスト賞、1995 インターナショナルデジタルメディアアワーズベストCD-ROM賞/ベストインターフェイス賞
(C) ASK/TX/SOFTX 1995

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今日の「中ザワヒデキ音楽作品集発売祝賀ライブ」に来てくださった皆さん、
ありがとうございました。

今日のライブで素敵なシンセサイザーを聞かせてくれた松前公高さん。
中ザワさんの作品の中で、松前さんが音楽を担当したものがあります。
それがこの「キッズボックス」です。

さあ、私・藤田千彩がやってみるとします!
パソコンソフトの形式を取る作品のため、
パッケージを開けて、パソコンにCD-ROMを入れます・・・か、かわいい!
ひっくり返されたおもちゃ箱、中身はアイコンが43個。
どれもやってみたい気持ちがそそられる中、「ふうせんポヨヨン」をクリック。
すると、ふうせんが空へ舞い上がります
ぼよよよよぉぉん、という音が切ない!
クリックする位置で風船の色、影の色、音すべてが異なります。
続いてどれにしようかな・・・“カエル”とか“鼻毛”とか・・・
というように、たくさんのアイコンが並びます。

中ザワさんが「画期的で斬新なアート、かつ、
実験的な試みをたくさん盛り込んだインタラクティブ作品である」
と言うように、私たち観客はマウスでクリックやドラッグすることで、
中ザワさんの作品の中に自分がいるような気持ちになってしまいますよ!
面白いので、ぜひお試しあれ!!

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※当初はMac版もありましたが、いまはWin版のみの販売です。
アスクオンライン AMAZON 中ザワヒデキ関連商品


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2007年01月03日

出現絵画

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(この画像はアニメーション作品の一部分です)

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出現絵画
[インタラクティブアニメーション]
1995
約2分、480×640ピクセル
マッキントッシュクラシック対応アプリケーション
発表歴:1995 CD-ROMマガジンINTRO No.6、2006 「中ザワヒデキ音楽作品展」渋谷UPLINK FACTORY、2006 「ポストデジグラフィ」東京都写真美術館、2006 「animtion tapes」愛知県芸術文化センター、2006 「animtion tapes」直島カフェまるや
Courtesy Gallery Cellar

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TIS(東京イラストレーターズソサエティ)に出品した作品の、
途中経過を50コマ近く保存し、それをつなげたアニメーションです。
この画像は、その途中の部分です。
このアニメーションには音も入っており、中ザワさん本人作です。
本来、中ザワさんはマウスをクリックすることを目的とした、
クリックするアニメーション=インタラクティブアニメーション
をたくさん作っています。
「出現絵画」は、最後の部分でしかクリックしないつくりになっています。

去年、渋谷UPLINK FACTORYであった「中ザワヒデキ音楽作品展」で、
私はこの作品を初めて目にしました。
アニメーションは、上映会企画などしている関係でよく見ていたのですが、
パソコンがまだ珍しかったころ?のなんとも言えない手描き感、
ゲームっぽい面白さ、出現絵画というタイトル通りの絵を描き重ねていく行為、
センスあるダサさ、最後がパソコンの画面で“ファイル”→“終了”で終わること、
・・・すべてに「すげえもん見ちゃった」と思いました。

残念なのは、こうしたアニメーションは、
今では「古い形式」のMacでしか動かないということ。
Win愛好者の私がMacを手に入れたからと言って見れるとは限りません。
こういう機械の問題というのは、中ザワさんの制作において、
しょっちゅう悩みの種のようです。


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