2007年09月
2007年09月21日
2007年09月16日
今月の美術美術学第10講「未来派野郎」
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今月の美術美術学第10講「未来派野郎」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年11月号 (no.31) p.9
Courtesy Gallery Cellar
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「天高く馬肥ゆる秋」という書き出しで選んでしまった、今日の一品。
そう考えると、この「美術美術学」なんてとくに、
中ザワ作品の「ビジュアル」というより、
中ザワ作品の中にある「テキスト」に魅かれてしまってる
・・・ってことになるのか?
そもそも作品、一日一品で紹介すべきところの作品というのは、
絵やイラストのような「ビジュアル」というものではないんだろうか?
であれば「美術美術学」は何を楽しめばいいのだろうか?
んーんーんー。
右上に「ウンチクしたいアナタに贈るもんだぁーと講座ョ」だって。
・・・すいません、ウンチクしたいワタシです。
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2007年09月15日
名画のつづき その2:ウォーホル/マリリン
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名画のつづき その2:ウォーホル/マリリン
1991
1580×303ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年7月9日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar
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最近、自分でも思うんですけど、
女ってメイクで変わるなぁ・・・てね。
私の場合、目が年々はれぼったくなってるので、
アイメイクひとつで表情変わる気がします。
このマリリンみたいに、
かつらとかつけちゃったらもっと違うんだろうか?
んー、
きれいな大人になるのも大変なんだな。
まるで化粧品メーカーの広告見ているようです。
あ、そういう作品じゃないって?
この秋は「かわいいね」って言われたい藤田の願いを書いておきました。
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2007年09月14日
2007年09月13日
「子どもに激怒してしまう私・第2回「あっちへ行って!」まとわりついてくる子どもに腹が立つ」のためのイラスト
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「子どもに激怒してしまう私・第2回「あっちへ行って!」まとわりついてくる子どもに腹が立つ」のためのイラスト
1992
230×1220ピクセル
雑誌「プチタンファン」婦人生活社 1993年1月号 pp100〜101、103
Courtesy Gallery Cellar
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文字通り「足手まとい」ね。
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2007年09月12日
不良少年のパソコン学第11回「さてMS-DOSの話だ」のためのイラスト
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不良少年のパソコン学第11回「さてMS-DOSの話だ」のためのイラスト
1993
4点組 各480×480ピクセル (画像は4点を順番に横一列に並べています)
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1993年6月15日号 (no.107) pp.88-91、「不良少年のパソコン学」朝日新聞社 1994年 pp.89-93(単行本にモノクロ図版として掲載)
Courtesy Gallery Cellar
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ここ数日の藤田は、この「MS-DOSくん」みたいな感じです。
チョー不機嫌。
中ザワさんから
「ここの文章を直して欲しい」
と連絡来ても、
「・・・。」
反応鈍い&不機嫌です。
よくわかるわぁ、MS-DOSくん。
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2007年09月11日
同一の二枠第二番
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同一の二枠第二番
2004
[WEB作品]
http://aloalo.co.jp/nakazawa/method/work036f/frames002.html
発表歴:方法第36号
Courtesy Gallery Cellar
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昨日の一品の絵は「印種実験室」の
「404 Not Foundシリーズ」が下敷きになってました。
中ザワさんのweb上の実験的な作品から、
私の周りにファンを増やしつつある「同一の二枠」、
今日は唐突に二番です。
右画面が引いてみると「中」って文字が見えませんか?
この作品のルールとしては、
カーソルで画面の端を持って、サイズを変えてみましょう。
あーら不思議、
「中」が「井」になったり、「口」になったりします。
かなりの変化が楽しめますので、
ぜひ夢中になってみてくださいね。
方法第36号
2007年09月10日
1996年9月のまるちめ日記のためのビジュアル
2007年09月09日
18枚から成る80円分の普通切手の58通り
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18枚から成る80円分の普通切手の58通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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とうとう奈義町現代美術館「切手展」も今日で終わり。
美術館に来てくださった多くの皆さん、ありがとうございました。
作品の感想が書かれたブログを検索して読んでいると、
皆さん「びっくり」「驚いて」くださったようですね。
いろんなものの見かたがあるけど、
切手だけでびっくりしたり驚いたりなんて普段しないだろうから、
刺激ある(?)作品を紹介できて協力者の私藤田としては光栄です。
そして学芸員の岸本さんほか、
美術館のスタッフの皆さんありがとうございました。
去年夏の唐突なプレゼンテーションから、
こんなすばらしい展示が出来るなんて想像できなかったです。
会期前の設置も大変でしたし、
はじまってからもお世話になったことだと思います。
中ザワさんからも御礼がいっていると思いますが、
私からもこの場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月08日
1枚から成る50円分の普通切手の1通り
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1枚から成る50円分の普通切手の1通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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オーマイガーッ!
当たり前なのですが、
ずいぶんと紹介してきて「50円切手1枚!」というのはショックかも。
これも「組み合わせ」の一つなんだけどね。
中ザワヒデキポートフォリオ 方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月07日
ぼくセンソウ知らないんだけど
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ぼくセンソウ知らないんだけど
1984
25.8×36.3cm
アクリル絵の具、クレヨン、ボールペン、鉛筆、色鉛筆、油性インク、針金、紙シール、ボール紙、トレーシングペーパー、紙、パネル
発表歴:1986 個展「初個展」ギャラリーアートワッズ(東京)、2004 個展「中ザワヒデキの原点展: 1980年代アクリル絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
掲載歴:雑誌「PENTHOUSE」1984年4月号(ページ数調査中)
個人蔵
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藤田「中ザワさん、初めての仕事ってどういうのですか」
中ザワ「初めて?イラストレーターとして初めての作品はこれだよ」
と出してくれたのが、本日の一品です。
「PENTHOUSE」という成人男性誌の巻頭頁、
ほぼ1ページを 埋めるイラストです。
私は「ホー」とため息をつきながら、自分のことを振り返りました。
今日夜、
大阪府立現代美術センターで初の座談会仕事をするのです。
ぜひいらしてね。
2007年09月06日
17枚から成る80円分の普通切手の57通り
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17枚から成る80円分の普通切手の57通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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切手の券種が限られているため、
こんなにたくさん貼っても、目立つのは数種類・・・。
一枚ずつ貼って行ってもいいのですが、
同じものならまとめて貼りたい!
でも数えながら貼らないと間違えてしまう!
と、
切手をシート(横10列×縦10行)から切り離して貼るときに
私は「横2列×縦a行」のまとまりで貼ってました。
しかし今日の一品みたいな奇数のときは、どうしても下がそろいません。
頭の中でテトリスの音楽が流れながら、
シートから切手を切り離し、上下の切手とそろえて貼っていく作業。
それでも切り離し方を間違えて、
「ゲームオーバーだあああ」と思ったりしました。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月05日
2枚から成る50円分の普通切手の2通り
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2枚から成る50円分の普通切手の2通り
2001
普通切手、トナーインク、葉書
発表歴:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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これは分かるでしょう。
なにが?
組み合わせの仕組みが。
絵柄もきれいだし。
たとえば今日郵便局に行って、
50円分を2枚の切手で再現しようと思っても、ムリ。
2002年10月に切手の券種が整理されてかなり減って、
一番上の40円切手(緑地のちょうちょ柄)がないから、
2パターンにならないんだな。
組み合わせを考えるより、
現実社会のほうが難しいのね。
方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月04日
16枚から成る80円分の普通切手の54通り
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16枚から成る80円分の普通切手の54通り
2007
普通切手、顔料インク、封筒、紙
発表歴:2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)
Courtesy Gallery Cellar
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切手の色が地味!
・・・って、引きで見ると思ってしまいます。
「待てよ?!これって、ピクセルっぽくない?」
つまり、
中ザワさんの「大ボケツ」のシリーズ、
たとえば SELFPORTRAIT-SUMMER '90(大ボケツ第三番)
の画像をクリックして拡大して見ると、
ピクセル(点)を並べて絵になってることに気づきます。
切手の1枚1枚の並びは、ピクセル(点)の1つ1つの並びのようです。
「ん?それより」
「灰色絵画」や「脳内混色絵画」を構成する1つの画素のよう。
切手の1枚1枚の並びは、シアン・マゼンタ・イエローの画素の1つ1つの並びに似ています。
中ザワさんの作品って、見た目も同じようだったのね。
中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月03日
HAPPY TALK「JUMP」のためのイラスト
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HAPPY TALK「JUMP」のためのイラスト
1991
275×1280ピクセル
雑誌「HAPPY TALK」 (株)アスク講談社 1991年2月1日号 YEAR1,2号/通巻第11号 pp. 1-5
Courtesy Gallery Cellar
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2学期?後期?
学生の皆さんはまた新しい季節ですね。
夏休みは海や山、あちらこちらへ飛んで遊びまわったかしら?
この作品を見ていると、
ジャンプや走り回って遊びまくった子どもの頃を思い出します。
・・・おばちゃん気分の回想でした。
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*オリジナルデータサイズ=windowsをお使いの方は、画像の上に数秒間ポインタを置くと、右下に拡大表示マークが出ます。それをクリックすると、オリジナルデータサイズでご覧いただけます(禁転載マークは、オリジナルデータサイズでは常に一定のサイズです)。
2007年09月02日
1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表
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1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表
2001
発表歴[素材]:2001 個展「金額(切手)」ギャラリーセラー(名古屋)[トナーインク、紙]、2001 方法第11号 [WEB作品]、2007 個展「切手展」奈義町現代美術館(岡山)(開催中〜9月9日)[顔料インク、紙]
*写真は奈義町現代美術館での展示
Courtesy Gallery Cellar
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藤田「ふと作品画像を見てて思ったんですけど、
50円の作品はハガキだけしか写ってないけど、
80円のほうは封筒と組み合わせの表がセットなのですか?」
中ザワ「そうだね。
50円の組み合わせ表は、
組み合わせ表だけでまとめて一つの作品にしてあるんだよ」
ということで、
本日の一品は「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」です。
封筒に貼られた切手の組み合わせと、組み合わせ表にある切手の組み合わせ。
これは同じ意味のものを示す=「同じ価値」のもの
なんだそう。
ジョセフ・コスースの作品で、
椅子そのもの、椅子の写真、辞書で引いた椅子の意味、
という三点どれも「椅子である」という作品があります。
それとこの作品は同じように、
貼られた切手、組合せ表の数字のどちらも「切手の組み合わせ」であるのです。
中ザワ「表はイデアを表しているんだよ」
と言いながら、
「方法」の時代はイデア自体を作品とみなしていたからこれは作品。
「方法」の考え方をやめた今はイデア自体を作品とはみなさなくなったから、
たとえば「灰色絵画」を作るにあたって使用した表は作品とはみなしていない、
だそうです。
・・・なんのこっちゃ!?
方法第11号掲載「1枚から7枚までの50円分の普通切手の組み合わせ表」 中ザワヒデキ切手展ブログ
2007年09月01日
SEASCAPE I (Sunrise)
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SEASCAPE I (Sunrise)
1982
53×72.8cm
油絵具、キャンバス
発表歴:1984 千葉大学祭美術研究会展、1984 「千葉県大学美術連盟展」千葉県立美術館、ほか(調査中)
Courtesy Gallery Cellar
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大学に入ってすぐ、隣の部屋に松前公高くんがいたんだ。
意気投合した僕らは「音楽はサウンドクリエイト研究会、美術は美術研究会」に所属したんだ。
この絵は美術研究会に所属して初めて描いた、5月頃に描いた絵なんだよ。
当時ちょうどキング・クリムゾンが再結成して、
5月かそこらに再結成2枚目のアルバムが出たんだ。
そのレコジャケ(レコードジャケット)の配色がシアンとピンクで、
この絵にその配色を使ってみようと思ったんだ。
あとね、この作品は、まだ一品で出していない「芋畑の赤い風景」の発展形でもある。
てゆうか、当時好きだったニコラ・ド・スタールの影響もあるね。
5月29日に「SEASCAPE II (Afternoon)」を出してるけど、
「SEASCAPE」というタイトルは三部作なんだよ。
(8月某日の電話でのヒアリングにて)