以下の文面は、
http://www.imageforum.co.jp/cinematheque/936/
から一部を抜粋しここにコピペしたものです。
seeing & traveling:
映像作家と美術家によるオムニバス映画
2010/1/23,24,30,31
山形国際ドキュメンタリー映画祭で話題をよんだ新しいオムニバス形式の2つのアート映画。松本俊夫の企画、構成による「見るということ」と、アート主体のNGO「パヘンロ」からスタートした「チベット・ネパール・インド・上海」を特集上映!
見るということ ビデオ/95分/2009
1960年代からネオ、ドキュメンタリズムを提唱し,日本における実験映画の先駆者とも言える映像作家、松本俊夫が企画、構成した6人の実験映画作家によるオムニバス作品。松本が提示した「見るということ」というテーマに基づき,6人が各自各様のアプローチでテーマをとらえ,独自の映像を展開する。我々が”物”を「見るということ」そして「映画を作るということ」とはいったい何なのか? という根源的な問いに向かっている。
企画・構成 松本俊夫 MATSUMOTO Toshio
プロデューサー 佐野真澄 SANO Masumi
冬の遮眼子 Blinder in Winter 作=加藤 到 by KATO Itaru
ダリア Dahlia 作=狩野志歩 by KANO Shiho
星座 Constellation 作=前田真二郎 by MAEDA Shinjiro
神無月 October 作=稲垣佳奈子 by INAGAKI Kanako
虚空の鏡 mirror of air 作=奥野邦利 by OKUNO Kunitoshi
死角 dead-seeing VISION/CONTROL 作=大木裕之 by OKI Hiroyuki
チベット・ネパール・インド・上海 ビデオ/98分/2010
2001年よりネパールを拠点に、アートを中心に活動するNGO組織「パヘンロ」は、人を育てることに主眼を置き、いくつかのプロジェクトを推進している。 本作品は、「パヘンロ」設立者の佐野画廊・佐野眞澄が関わる美術家や、新進気鋭の作家にオファーし、映像作家のみならず、平面作家や写真家を監督に起用した。ネパールを中心に、インド、チベット、上海を撮影地とし、「映像により語るアジア」を表現する。
プロデューサー 佐野真澄 SANO Masumi
構成・編集 奥野邦利 OKUNO Kunitoshi
天空からの絨毯プロジェクト The Carpet from the Sky 作=小沢剛 by OZAWA Tsuyoshi
Wedding 結縁 作=前田真二郎 by MAEDA Shinjiro
包含の道 The Road to Comprehension 作=世良京子 by SERA Kyoko
縷縷 Flow 作=稲垣佳奈子 by INAGAKI Kanako
光景 Spectacles 作=西村知巳 by NISHIMURA Tomomi
ボダナート /上海 Bouddhanath/Shanghai 作=中ザワヒデキ by NAKAZAWA Hideki
〇四二三-因果 0423-KARMA 作=大木裕之 by OKI Hiroyuki
ボダナート /上海 Bouddhanath/Shanghai
作=中ザワヒデキ by NAKAZAWA Hideki
『ボダナート』は、初めてカメラを画材として持たされたその日に撮影した素材を用いた、私の撮影映像第一作である。画面分割のアイディアは、撮影開始当日の朝、思いついた。『上海』は、『ボダナート』制作中に意識することとなった、「画材としてのカメラ」それ自体を主題とした撮影映像第二作である。
中ザワヒデキ(NAKAZAWA Hideki)
美術家。1963年新潟生まれ。千葉大学医学部卒後数年間の眼科医勤務を経て、1990年、イラストレーターとして独立。1997年、美術家に転身し、文字や記号を使う難解で論理的な作風を展開。2000年1月1日、詩人、音楽家と「方法主義宣言」。以降2004年末まで、Eメール機関誌『方法』を主宰した。2000年、佐野画廊。2001年、ギャラリーセラー。同年、病院ギャラリー。2002-03年、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米。2005年、ネパールと上海で滞在制作。著書『西洋画人列伝』他。特許「三次元グラフィックス編集装置」他。
ボダナート 上海