中ザワヒデキ
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中ザワヒデキの展開展: 1990年から96年までのバカCG
ギャラリーセラー (名古屋)
2005年5月7日(土)-28日(土)
オープニングレセプション初日18時
pdf: [DM情報面]
pdf: [DM絵柄面]
[関連イベント]
中ザワヒデキの "展開" トーク
* 聞き手: 神山 亮子 (府中市美術館学芸員)
5月14日(土)16時〜 ギャラリーセラー
入場料500円 (1ドリンク) 定員50名 (予約受付中)
[同時開催]
中ザワヒデキ展「芸術特許」
2005年5月7日(土) - 5月28日(土) ギャラリーセラー
「方法主義」の活動で知られる美術家の中ザワヒデキは、1980年代に初期アクリル絵画群を制作したのち、1990年から7年間、日本初のヘタうま・CGイラストレーターとして多産な活動を繰り広げていました。コンピューターがまだ有り難かった時代に果敢にもそれをオチョクった脱力系の作風は「バカCG」と呼ばれて人気を博し、関係各界に大きなインパクトを与えましたが、1997年には作家が美術家へ転進し、活動は封印されました。
ギャラリーセラーでは昨年末の「中ザワヒデキの原点展: 1980年代アクリル絵画」に引き続き、その後の「展開」にスポットを当て、本展を開催します。ジャギー(ギザギザ)を強調したポップな静止画CG群や、美術史に言及したシミュレーションアート群、フロッピーディスク出版に関わったマルチメディアタイトル群は、1990年代前半の狂操的な「アナログからデジタルへ」という時流の一端を担った紛れもない証拠品です。そして同時に、対極的作風の「方法絵画」を後に提唱する中ザワの、往時の思想的冒険の成果でもありました。
十数年の時を経て開陳される「バカCG=ヘタうま+テクノ」は、サブカルチャーとハイカルチャーの振幅が大きかった中ザワ芸術の現在を知る上でも見逃せない展覧となります。本展は、当ギャラリー別室で行われる中ザワヒデキ展「芸術特許」と同時開催されます。
txt 高岳仁によるテキスト
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