1996年09月のまるちめ日記(96.09.01〜96.09.30)

96.09.01(日)
昨日まで涼しかったが今日はちょっと暑い。「不可視関数試論」仕上げ。と言ってももちろんプログラマーさんに渡す前段階のダミー的なものまで。夜過ぎより「まるちめ日記」のページを中ザワページ内にやっと立ち上げる作業。つまり過去の日記バックナンバーを公開。ご快諾ありがとです>CD-ROM Fan誌さま寺谷さま。本当は日記文中のいろいろな語句を中ザワページ内でいろいろリンクしたいのだが、そんなこといちいち言ってるとまた遅れちゃうので、とにかく早く立ち上げることが今回作業の目的。今出てる同誌(ってのは10月号ってことは今日のこの日記の載る12月号の2号前)にもすでに日記ページのこと告知されてるわけだし。しかし予想外に作業に時間とられる。

96.09.02(月)
太陽誌アート欄レビューネタ探しに先月に引き続き今月も銀座画廊めぐり。出がけは晴れてたのに途中からにわか雨。「ぴあ」であらかた見当をつけてたテクノ系の人とか中山ダイスケ氏(ギャラリーQ)にするのはやめ、なびす画廊でやっていた西尾康之氏の「固形天使動力天使」展をレビューすることに決定。なにしろ「一体何事!」「何考えてるんだ一体!」って類のもの。しかしよくできてる。1967年生まれの氏の「指痕単位」の「裏返し」の気持ち悪い立体造形は、ロダンの解決できなかった3次元造形におけるトポロジーの制約を裏返しに逆向きから解決する見事な方法のひとつであると言える。また「指痕単位」をアニミズムから東洋回帰主義へと展開する手法は、そのよって立つところであるビットマップ概念主義のの政治的方向性を指し示している。まさしくそれは同じくビットマップ概念に依拠する3Dソフト、デジタルネンドの方向性と相同なもの。今回氏の作品を前にして、タワシはデジネンの進むべき方向性のひとつを確信することさえできる。……などとどんどん妄想が膨らみ、画廊にいた作家相手によっぽどデジネンのこと喋ってまくしたくなってしまったのだが、タワシはここでは美術ライターに徹さなければならないし、相手もタワシのこと知らないようなので、ここはひとつ彼の個展会場内ということもあり、喉元まで出かけたデジネンの話題は自粛。レビューの文章を仕上げたあとで、折りでもあれば話しあえるかもしれない。だけどそーゆー作品作ったりしてる美術の人って、前回の諸泉氏もそうだったけど、全然パソコンとか印種とか無縁なんだよな〜困ったことに。URLを教えてもきっと意味がないのだ。

96.09.03(火)
ぱぐちょはすっかり犬らしくなって昔は全然好きじゃなかった散歩を最近おねだりするようになる。つまり朝タワシがゴミだしするとき必ず一緒に外に出たがるのだ。今日もゴミだしついでに散歩し、たまたま向かった石仏公園で、本日ぱぐちょ「公園デビュー」。つまり今驚いたことに近所の犬が沢山集まっていたのだ。毎朝こんなことしてるらしい>世田谷の住人は。ぱぐちょは他の犬にびっくりして最初わんわん吠えてたけど、大勢に囲まれて途中からこわがっちゃってダッコ態勢。「5回も来れば慣れますよ」と飼い主たち。5回も来なくちゃ慣れないのか。その後ずっと印種ほむぺじ作業。タワシのページに「TOP2」を作る。とゆのはYAHOO JAPAN登録でもしようか、と考えてのこと。つまりそのための解説文作成用に、社内でも理解してもらうための。夜より「太陽」誌レビュー着手。朝4時就寝。

96.09.04(水)
7時起きして、ずっと「太陽」誌レビュー続き。どうも文章書くの遅くって困る。昼に出来上がりFAX。朝パソイラスト。本年度のMMAマルチメディアグランプリにアスクさんがデジネンを応募するとのことで、企画意図の文章等、飯嶋さんといろいろやりとり。キッズボックスのラストスパートかけてた去年のあのころからちょうど一年になるってわけスね。夜はつかのと都写美の内覧会。「ジェンダー 記憶の淵から」展の内覧会なのだが、地下階の今デジネンが作品として展示されている「3D LAB. part3」の関係者も是非にと言われて、行ってみたってわけ。しかし地下階に行く人は少なくて、ほんの少しの関係者のみ。ドイツ人の出品作家イゴール・ティルマン氏がデジネンを大変面白がってくれる。永原康史さんとも久々に会い色々喋る。その後ヒルサイドギャラリーにもちょっと顔出し、O美術館の天野さんにも久々にばったり会い、相変わらず絶好調で飛ばしてる氏の話しぶりにアテられる。氏は太陽誌のレビュー見てくださっているとのことで、「あのカラクチの批評、拝見してますよ」「アレがふるってたな、あの松澤宥展の時の回のとか」などとのたまわれる。

96.09.05(木)
先月毎日新聞に書いた御礼として、ヒルズサイエンス社よりドッグフードがダンボール一箱分届く。早速ダンボールに埋もれるぱぐちちょの写真など撮る。それにしてもぱぐちょは飼い主に似ず甘いものが好きな様子で、特に最近はメロンに引き続いて梨が大好物な様子。ほんとにおまえ、犬か? 今回無理言って締め切り遅らせていただいたイラストレーション誌の連載「バカCGからマルチメまで」の準備をひねもす。今回は前回書ききれなかった「パッケージ概論」後半です。

96.09.06(金)
眼科後タワレコ外盤セールでStockhausenの初期もの、ブレーズ指揮のBERG、BERIO、DEBUSSY等沢山買い込む。CD-ROM「Plastination」での社長業務。イラストレーション誌連載原稿書き。

96.09.07(土)
タイガーメンテ。イラストレーション誌連載原稿書き。昨日購入した初期シュトックハウゼン、結構いい。やっぱプンクテとかコントラプンクテとか、そーゆーネーミングが楽しかった時代っていいですね。こゆことは、「芸術史におけるオーラの研究」としてまとめておきたいと、ずいぶん以前からInspirationのアイディアメモに記していること。しかし、まだ読んでない椹木野衣氏の新著「原子心母」が、サブタイトルに「芸術における心霊の研究」と入れてるとのこと。多分内容は全然違うのだろうけどちょっと気になる。ちなみに氏が今BTでやってる「日本・現代・美術」も気になってるところ。

96.09.08(日)
図書館、そしてずっとイラストレーション誌連載原稿書き。フロプロさんやさるすべりさんに電話していろいろ事実関係の確認などしたり。印種ではホムペジ内で以前から「404 Not Found」メッセージを使って何かができるはずだと思っていたのだが、今日ちょっと実験してみて、たちどころにワザを発見。少し反映させる。しかしこのままではあまり誰も気付かないだろう。イラストレーション誌が終わったら何とかしよう。

96.09.09(月)
締切を今日に遅らせてもらっていたイラストレーション誌の原稿を早朝からひねもす。終わらず。>よしださんスミマセン(^^;) 明朝にはお約束通り必ず。

96.09.10(火)
4時半起きしても、まだ真っ暗。日がすっかり短くなってしまった。とは普通朝は言わないか。雨上がりで外気が冷たいのでしょうがなく今日は長ズボン着用。気候もすっかり寒くなってしまった。文章の手直しも早々に終え、少々Quark作業で手間取っているあいだに、もう昼になってしまう。いったんデータ完成してから、ちゃんと画像がきれいにプリントできない理由を確かめるのにまた手間取ってしまい、結局Nifty納品は夕方。画像がプリントできなかった理由はEPSデータ作成時にハーフトーンチェックを入れ忘れていたためと、もう一つはよく判らず。スキャナ時の解像度が72dpiでなかったから? とにかくPaint at Thatにいったん持っていったりの試行錯誤でやっと解決。いつまのにか夕方は晴れていい天気。暑いので短パンふたたび。「Plastination」社長業務。日曜日に気付いた「404 Not Found」ワザ関連の研究を、結朝4時まで。

96.09.11(水)
404 Not Foundワザや、その他のJava使ったクダラナイワザなどを集めたページを「印種実験室」として新たに中ザワページ内にオープン。結局一日中、誰がお金くれるわけでもない印種実験室関連作業。しかし! このページ自分で言うのも何だけど相当スんゴイページなのでみなさま見てくださいねっ。ネットスケープ3.0以上のJava環境でゴラン高原。もとい、ご覧ください。夜松前くん夫妻来アロ。「デジネンfor KIDS」用の音作りをアスクさんに急がされたとのことで。ぱぐちょ来客を喜ぶ。アスクのほめぱげがほとんど工事中ながらやっと立ち上がったため、中ザワのデジネンページから早速リンクボタンを貼る。

96.09.12(木)
ぱぐちょ連れての散歩が毎朝の日課となって半月もたったか? 今朝はまた公園に行ってみるが、入口のところで遠くに沢山の犬を見て引き返してしまう。台所の冷蔵庫裏の片付けと掃除。ぱぐちょのうんち袋が一年分出てくる。とは、散歩時にぱぐちょの産したうんちを採取して帰るに手頃な大きさのゴミ袋。とゆか以前買い物袋だった小さめのコンビニの袋とか。ちなみにタワシは器具プープーを使わない素手派。正確にはビニル一枚が素手とうんちの間にあるから素手ではない。この方がプープー使うより、うんちの暖かさなどを直接体感できてよいゾ。つかのとYAHOO JAPAN登録用コメントなどいろいろ準備。ぱぐちょの鼻下にできたにきびに、薬を塗布。キノトリ氏と業界話の長TEL。

96.09.13(金)
眼科後タワレコにてブロムシュテットのニールセン交響曲全集、松平頼曉「発振」、シェルシ「トリロジー」購入。うるまでるびさんの個展at EGG Gallery。うるまでるびさんのパグ犬も梨が大好きなそーな。変な犬種。パルコブックセンターで現代詩手帖のバックナンバー等購入。澤田さんより連絡あり、調査結果としては結論としては問題ないだろうと。よかった。引き続き新たな仕事をお願いするかもしれないなどと相談。その新たな仕事のためにも、現代詩手帖買ったりしてるわけなのです。

96.09.14(土)
チョサム。長袖長ズボン・厚手の靴下。もとみやがぱぐちょにパンツをはかせてあそんでる。ぱぐちょの体表にイヌノミ発見。草むら立ち入り禁止をもっと強化せねば。タイガーメンテ。印種は「イラストが見れない」とゆメールを知人よりいただき、もしかしたら黒いリンクテキストはクリックされにくいのかと説明をつける。ミラノの時計屋よりコメントをくれと連絡有りなにやら書いてFAX。韓国帰りの寺谷さんが待ってるはずなのだが、先月の「まるちめ日記」書き終わらず>スミマヘン(^^;)。しかし、こんな風な日記のまとめ書き、これって日記でなくって、月記かも。

96.09.15(日)
敬老の日。いいお天気。日記書き。おととい買ったニールセン、なんで今さら誰にも流行ってないニールセンなのかというと、図書館で以前借りたCDが相当面白かったから。6曲の交響曲どれもなかなかヘンだが、特に第6番の整然とした混乱ぶりなど、マーラーの面白さに勝るとも劣らないかも。とくに現代音楽の観点からニールセンに注目する人がなぜ皆無なのかよくわからず。ブロムシュテットのこのCD集は紙製のソフトケースで、プラケースより断然いいことも嬉しい。

96.09.16(月)
振替休日。今日で33才になってしまいました。サンザン。「蔵書印」をもとみやからもらう。いい天気。15時頃やっと先月の日記を入稿。その後もろもろ雑用こなしてやっと夜から、「デジネンfor KIDS」の仕事に着手。これも先週中が本当は締切だったもの。すなわち、デジネンのままだとインターフェース的に子供の親にはアピールできないので、機能はほとんど変えずに、インターフェースのみキッズ用にローカライズしたとゆ売り目的のバージョン。自分でゆーのもなんだけどタワシのKIDS向きインターフェースデザイン、結構いい出来になりそう。夜遅くノーマン・マクラレンのLDなど久々に観てみたり。

96.09.17(火)
朝のぱぐちょ散歩日記:うんち1、おしっこ0。晴れ。印種入ってみたら先週あんなにがんばった「404 Not Found」の箇所が全部こわれてる。ピー。「デジネンfor KIDS」、方針確認段階までを送付。夕方商品会議。困ったことアロアロ商品が最近あまり売れてないことが数字的に判明。他の議題としては小沢くんの「なすび本」の販売をウチも協力するということが決定。なすび本のデザインは大岡くんが小沢氏に頼まれてやってるのだ。プール行くが失敗。振替休日の振替の火曜日は休みとのこと。夜はオスカー・フィッシンガーのLDなど久々に観てみたり。ミラノの時計屋より、もっと楽しいコピーがほしいとのこと。

96.09.18(水)
父が俳句でなにやら評価されたとのFAXが朝届く。「鳩よ」イラスト。今回初めてのFAX入稿。昼のぱぐちょ散歩日記:うんち0、おしっこ1。晴れ。昨日から印種で「404 Not Found」と出ずに「File Not found」表示となり、意図した内容がすべて壊れてしまった原因が、プロバイダのサイバー社にTELして判明。すなわちサイバー社が今週からソフトを変えちゃったのだ。今までNCSAサーバだったのが、アパッチサーバに変わった影響。ピー。折角「印種実験室」立ち上げたのに一週間とオリジナル状態のままではもたなかったってわけか。印種のページはどうも話がかみ合わない人がいるので、Netscape1.1を一部のマシンに試みにインストールしてみて驚く。404ワザのところがベロベロ内臓が飛び出しちゃっとるのだ。これでは話がかみ合うわけないとショック。しかし寝助ってバージョン違い、同じマシンに共存できないんすね。午後はずっと澤田さんに新しくお願いする事項をまとめていて、夜にやっとFAX。植野さんとゆ、以前アロアロ商品を印種で見つけて通販で買っていただいた北九州の方から、タワシのほめぱげのデジネン文章読んだら視点が新鮮で面白かったですとゆ意味の奇特なe-mailをいただく。

96.09.19(木)
朝のぱぐちょ散歩日記:うんち0、おしっこ1。公園でマルチーズ(?)のしんちゃんに会うがこわがり退散。ミラノの時計屋にコピー次案をe-mail送付。夜のぱぐちょ散歩:うんち1、おしっこ1。デジネンfor KIDSつづき作業。

96.09.20(金)
朝のぱぐちょ散歩日記:U−0、O−1。眼科後ギャラリーLE DECO覗いて、その途中で気になった「まんが図書室」とゆところに入ってみる。サラリーマンが大勢いる。ふーん。なるほど。その後元とゆーか現とゆーかART VIVANTの五十嵐さん冨田さんと新宿で飲む。現音の話を沢山する。特にナンカロウと松平頼曉と、そしてバルトーク論……。

96.09.21(土)
朝のぱぐちょ散歩日記:U−0、O−0。公園でまたしんちゃんとか他の犬たちに会うけど、あまり仲良くできないまま退散。まだこわがってしまう様子。昨日の朝つかのに協力してもらって応急処置をしたはずの印種の「404 Not Found」の部分が、まだ半分壊れている。ま、しょうがない。午後神田神保町の北沢書店2階で、岸野雄一氏のモンド音楽講座。ゲストが中村とうよう氏。すっごい場所で客層も老若男女、英国ロココ時代の泰西名画に囲まれてとてもあやしげな雰囲気。岸野くんのハマリ具合もさいこー。帰り古書街歩いて北園克衛、中島敦等購入。

96.09.22(日)
台風。なので印種混んでいるような気がする。家庭内の問題を話し合う。夕方雨が止んで虹。月。夕焼け。葉っぱ等飛び散った台風直後の近所をぱぐちょと散歩しU−0、O−1。デジネンfor Kidsの続き。深夜にももいちど散歩に出かけU−1、O−1。

96.09.23(月)
秋分の日。朝ぱぐちょU−0、O−1。昨夕は夕焼けで昨夜はオリオンがよく見えたのに、今日は曇り。と思ったら昼よりとてもよく晴れる。「デジネンfor Kids」続き作業。各種ツールの子供向け秀逸なインターフェースデザインかなり進む。アスクさんにはKIDS BOXで「子供向き」とゆ方向性を与えられ、タワシはことあるごとに「いやKIDS BOXは大人でも楽しめる。むしろ大人に見て欲しい」「デジネンは子供用ツールでは断じてない。ただしインターフェースを工夫したおかげで、結果的に子供にも十分扱えて楽しいソフトになった」などといろいろハンパツしてきたのだが、しかしこーやって「デジネンfor Kids」のインターフェースデザインやってみると、アスクさんのお見立て通り、タワシって結構子供向けデザインの才能ってありますわ(^^;)。2カ月ぶりに散髪。こんな晴れて暑いなら短パンはいて街に出ればよかった。夜ぱぐちょU−1、O−1。

96.09.24(火)
朝ぱぐちょU−0、O−0。アップルに修理に出したら完治に9万円かかると言われた電源部と液晶のいかれたぱわぶく100を、どうにかなだめすかして一応使える状態までうちで直してしまう。見積もり費7000円払って無修理で返却してもらった甲斐アリ。アスクさんが御世話になってるらしい「映像新聞」の清水さんとゆ方が取材にいらっしゃる。とても面白い元気な方。立体プリンタの可能性の話などをして、デジタルネンドがとても実用のツールなのだとゆことを理解してもらう。「いや〜、今まで子供のオモチャとしか思ってませんでしたよ〜」とのこと。やはりプリンタがないとこのジャンルの可能性にみなさん気付かないのだろか? ひょっとして解像度が粗くブロックに見えてるとゆだけで、みなさん解像度を高めればジャギーがなくネンドそのものになるとゆことにも気付いてないのだろか?? 清水さんは清水さんでいろいろ氏なりの「マルチメと経済」みたいな話をしてくださる。タワシはそれに対して経済の共同幻想性とか、ROMではなくRAMが作品を残し後世に伝えていくとゆ話などをする。夜ぱぐちょU−1、O−1。アサパソイラスト。久々に「逃網」……1カ月も間をおいてしまった。

96.09.25(水)
朝ぱぐちょU−0、O−0。JAPAN MIXの貝瀬さんいらっしゃる。なんと前回いらしていただいた通りに話が進んでるらしくって、すなわちタワシの著書が一冊くらいはできるかもしれない。「404 Not Found」の壊れた部分をつかのに協力してもらいながら試行錯誤して修復。夜、リクルートゼクシィのワニイラスト6点。その後また「逃網」を少々。

96.09.26(木)
朝ぱぐちょU−1、O−1。ミラノの時計屋から連絡ありつづきの仕事。久々にIllustrator使って作業。どのくらい久々かと言うと、93年春にOSDの佐藤さんと「HOMOSEXUAL」という2人展をしたときに共同制作時に使って以来。ウチで他の者はみんなよく使ってるソフトなのだが。夜斉藤史朗さんと佐藤邦子さんの結婚パーティー。さすが会場設営のプロだけあって、下北タウンホールを見事に簡単に楽しい南国調に演出している。気楽で楽しいパーティー。井上隆保くんやウジノさんらに久々に会う。

96.09.27(金)
朝ぱぐちょU−1、O−0。昨日出された金ペソ先生の問題は「追悼藤子F不二雄先生」。時事ネタいいっすね。タワレコでバラキレフ購入。竹橋の国立近代美術館で「90年代の韓国美術−等身大の物語」展。金哄疇(キム・ホンジュ)とゆ人のあやしい作品に感銘を受ける。次号「太陽」誌の展覧会レビューはこれでキマリですね。ちなみに同レビューは一年間やってきて今回が連載最終回。実は最後でやっと初の外国作家の登場。取りあげたかったのに結局取りあげられなかった作家も多かったです……。それにしても展覧会カタログを見たりするに、現代韓国史をよく知らないことを痛感。

96.09.28(土)
朝ぱぐちょU−1、O−1。あまりにいい天気。日本晴。家事等こなしてるうちに思い立ち、13時半に突然家族ドライブに出発。中央道をどんどん西にひた走り、須玉ICで降りる。今回は初めてぱぐちょも一緒の外出。だんだん陽が傾いてきてしまったが、秋桜子咲く秋の信州は素晴らしい。北八ツのピラタス横岳ロープウェーに出るつもりが、道一本間違え白樺湖に出てしまう。ま、いっか。夕方になったが八子ガ峰にでも登ってみよう。ってわけで、ぱぐちょの犬紐をはずしてちょっと山に登り、高原の上の方で日が暮れ始め、ダメモトで犬連れて泊まれる宿探したらペンション「青い鳥」で泊めていただけるとのこと。本当はダメなんだけどいいですよってことで、ラッキー也。下の方に置いてあった車を取りに行き、部屋に置いてくとぱぐちょが吠えるので食事を部屋まで運んで食べたりする。休憩室にはパフォーマが置いてあり、ほむぺじの本などもあり、どうやらどこかにページ立ち上げてる様子。本当はスキー用の宿なのだろう。作りがそんな感じだ。宿の子のあかねちゃんとあずさちゃんがぱぐちょと遊びたがり、おねえちゃんのあかねちゃん(まだ5才)と一緒に散歩しに行ったりするが、いや〜子供って! ぱぐちょと同じように大変。面白いけど。KidPixでぱぐちょの絵をせがまれ、描いて残していく。まんががいっぱい置いてあって、もとみやはここぞとばかりに沢山速読。タワシは図書館で借りて持ってきてた数学基礎論の本が意外と読める。

96.09.29(日)
朝食後すぐチェックアウトし、八子が峰の上の尾根までちゃんと登ってみる。ぱぐちょは犬紐を解かれてとても楽しそう。マツムシソウがよく似合う。信州の山々を久々に拝む。八ガ岳連峰、蓼科山、和田峠、眼下に白樺湖、車山、霧ガ峰、美ケ原、北ア……槍も穂高も乗鞍も、立山連峰、御岳、中央アルプス……木曽駒はわかるが宝剣岳がわからない、南アルプス。かなり見えるが、もっと澄んでれば富士山も浅間山も見えたことだろう。ヴィーナスラインを伸ばす、長野五輪には以前から反対の立場。箱根同様になってしまってはもったいない。尾根沿いに少し歩き、早目に帰ろうと下山。11時に車まで戻り、14時半に東京着。改築中のもとみやの実家の敷地に行くがまだなんにもない。運転で腰がかなり痛くなる。帰ってから図書館行き、韓国史の本やらCDやら借りる。昨日やりかけた家事の続き。タイガーメンテ。

96.09.30(月)
寒くて目覚める。雨で朝散歩なし。すっかりぱぐちょのU/O回数通になった日記をお読みのアナタ、今日は報告無しです。それにしても寒い。この一ヶ月でこうも寒くなるとは。印種をMicrosoft Explorerで見てみる。GIFアニメがうまく表示されてない。「Plastination」社長業務ひねもす。V-JUMP誌イラスト。夜突然印種に入れなくなる。おそらくインターネットエキスポのダウンだろう。と思ってたら午前1時過ぎに復帰。まるちめ日記の続きを公開し、逃網の続きを少々。最近印種で知らない方からe-mailいただくこと少なくなくて嬉しいです。とくに「印種実験室」で、なんだかすごい創造力を刺激されました……もっと理解してからまたメールしますなどと書き送ってきてくれたりされると、嬉しい。ヘタすると一人遊びかもしんないもんね、こゆのって。





| diary96_10/まるちめ日記96年10月 |
| index/まるちめ日記 TOP |


HIDEKI NAKAZAWA TOP/中ザワヒデキTOPへ戻る
Copyright : (C)1996-97 Hideki Nakazawa 無断複製を禁じます。
E-mail : nakazawa@aloalo.co.jp