「芸術特許」自筆年譜


1991年 (平成3年)
- 秋頃
「ビットマップ3D」の概念を発案。


1992年 (平成4年)
- 1月
「ビットマップ3D」の概念を初発表。
アイディ刊「ザ・テクニカルライター」1992年1月号、64頁に自筆原稿「脳天バグ通信 第四回:バカ3D」を掲載。




1983-1989
第一期:アクリル画


1989
著書「近代美術史テキスト」

1990-1996
第二期:バカCG


1990
個展「大ボケツ」
コンピューター初使用
肩書イラストレーター
1995年 (平成7年)
- 2月1日
「デジタルネンド」開発プロジェクト始動。
株式会社アスク・デジタルソフト第三事業部の本田晃子ら一行が中ザワの事務所 (有限会社アロアロ・インターナショナル) を訪問し、「中ザワヒデキの作品のCD-ROMを作りたい」と提案。中ザワは作品のCD-ROMではなくアプリケーションソフトウェアの新規開発を逆提案した。それがビットマップ3D・ソフトウェアとしての「デジタルネンド」だった。
- 4月26日
中ザワ、アスク、株式会社シンプルシステムズの三者による「デジタルネンド」初会合。
シンプルシステムズが「デジタルネンド」のプログラミングを担当、中ザワはソフトウェアデザイン、アスクが企画発売。以後緊密に連携しつつソフトウェア開発をおこなった。

1995 
CD-ROM「キッズボックス」(アスク)
マルチメディアグランプリMMAアーティスト賞
1996年 (平成8年)
- 1月17日
「デジタルネンド」アルファ版出来。
実際の作動を初めてパソコン上で体験し、感激。
- 2月1日
特許取得に向けた活動の開始。
中ザワが澤田特許事務所の澤田俊夫弁理士を訪ね、ビットマップ3D関連発明の特許出願代行を依頼。これが、のちに「芸術特許」と呼ぶことになるプロジェクトの始まりであった。「芸術特許」は、画材の特許が芸術であるというプロジェクトである。
- 2月20日
ビットマップ3D・ソフトウェアの国内特許出願。
のちに「三次元グラフィックス編集装置および方法」ならびに「三次元グラフィックス編集装置」という二件の国内特許として査定登録されることになる。
なお特許に関しては、発明者は中澤英樹、特許権者は有限会社アロアロ・インターナショナル (以後同様)。
- 2月21日〜24日
「デジタルネンド」の初公開と記者発表。
MacWorld EXPO/Tokyo '96 (幕張メッセ) に出展したアスクのブースにて、開発中の「デジタルネンド」を初公開展示。
また、2月23日の午後2時からと4時からの二回、同ブースにて中ザワによる「デジタルネンド」記者発表。大好評であった。
- 7月16日
ビットマップ3D・プリンタの国内特許出願。
のちに「造形装置および方法」という国内特許として査定登録されることになる。
- 7月18日
アスクより「デジタルネンド Mac版」発売。
アプリケーションソフトウェアのほかに、中ザワの自筆原稿「視覚芸術史における "デジタルネンド" 誕生の意味」が製品CD-ROM内に収録された。
ちなみに同原稿の一部は製品のユーザーズガイド、ならびに玄光社刊「SUPER DESIGNING」16号、151-155頁に掲載された。
- 7月19日
「デジタルネンド」記者発表。
アスク主催「ポップアップメーカー&デジタルネンド発売記念記者発表会」(クラブ・エイジア、渋谷)。
中ザワが「デジタルネンド」のデモンストレーションをおこなった。また、ビットマップ3D・プリンタの可能性に初めて言及した。
- 8月1日〜9月23日
「デジタルネンド」展示。
「3D LAB. part 3 知覚の快楽」(東京都写真美術館) に中ザワの作品として「デジタルネンド」を出品。
同展は1996年4月3日から開催されている「映像工夫館テーマIII『3D-ステレオを超えて』」と同時開催の作品展。
- 8月12日
中ザワによる「デジタルネンド」のウェブページ開設。
中ザワのウェブページ内に「デジタルネンド」のページを開設し、自筆原稿「視覚芸術史における "デジタルネンド" 誕生の意味」(前出) の改訂版等を掲載。
URL http://shrine.cyber.ad.jp/~nakazawa/NAKAZAWA/nendo (のちに移転 http://aloalo.co.jp/nakazawa/old/nendo/ )。
- 11月8日
アスクより「デジタルネンド Win版」発売。


1997年 (平成9年)
- 2月12日
ビットマップ3D・ソフトウェアならびにプリンタの米国特許出願。
ただし優先国は日本、優先日はソフトウェアが1996年2月20日、プリンタが1996年7月16日。
のちに「VOXEL DATA PROCESSING USING ATTRIBUTES THEREOF」ならびに「SOLID OBJECT GENERATION」という二件の米国特許として査定登録されることになる。
- 5月8日
ビットマップ・ワープロの国内特許出願。
名称は、特許出願平9-118229「文書処理装置」。のちに未審査請求によるみなし取下となる。
ビットマップ・ワープロの概念は、ビットマップ3D・ソフトウェアの特許出願作業中に、連作「文字座標型絵画」のアイディアとともに発案された。
- 6月4日〜16日
ビットマップ・ワープロの関連作品初発表。
「二九字二九行の文字座標型絵画第一番」「同第二番」を「中ザワヒデキ展」(ギャラリーNWハウス、西早稲田) に出品。
連作「文字座標型絵画」のアイディアは、ビットマップ3D・ソフトウェアの特許出願作業中に、ビットマップ・ワープロの概念とともに発案された。
本二作が、のちに「方法絵画」と呼ぶことになる作品群の始まりであった。連作「文字座標型絵画」は、2009年までに第九番まで制作された。中ザワは本展を機に肩書をイラストレーターから美術家に変更した。
なお本展の別室会場で「デジタルネンド」を参考作品として展示した。
- 11月24日
「デジタルネンド」ワークショップ。
「CG《連続》Workshop - コンピュータ・グラフィックスを視る」(東京都写真美術館)、プログラムD「視覚芸術史における "デジタルネンド" 誕生の意味 - 3Dグラフィックを "つくる"」(3Dツール開発者によるトーク)。

1997-2005
第三期:方法絵画


1997
個展 (ギャラリーNWハウス)
肩書を美術家とする

1998年 (平成10年)
- 9月15日
ビットマップ3D・プリンタの米国特許査定登録。
米国特許第5807448号「SOLID OBJECT GENERATION」として登録された。
- 10月14日〜1999年6月7日
ビットマップ3Dの参考作品展示。
「2.73次元の直方体型レゴスポンジ」を、「LEGO! LEGO! LEGO! レゴの展覧会」(渋谷パルコパート3、ほか全国9会場を巡回) に出品。
同作はビットマップ3Dの参考作品として1998年に制作された。
- 12月4日
ビットマップ3D・ディスプレイの国内特許出願。
名称は、特許出願平10-346177「三次元表示装置」。のちに拒絶査定となる。


1999年 (平成11年)
- 8月20日
ビットマップ3D・ソフトウェアの国内特許査定登録。
国内特許第2968209号「三次元グラフィックス編集装置および方法」、国内特許第2968210号「三次元グラフィックス編集装置」として登録された。
- 10月30日〜11月10日
ビットマップ3D・ディスプレイの試作模型展示。
「座標空間表示装置と三次元五目並べ」を、「第6回ジャパン・アート・スカラシップ グランプリ作品発表展覧会」(青山スパイラルガーデン) に出品。
同作はビットマップ3D・ディスプレイの試作模型として1998年に制作、1999年に改作されたもので、同展には一次審査通過作品として出品された。
なお本作は1999年5月26日から6月14日までギャラリーNWハウス (西早稲田) で開催された「中ザワヒデキ展」の別室会場で、参考作品として展示された。


2000年 (平成12年)
- 11月7日
ビットマップ3D・ソフトウェアの米国特許査定登録。
米国特許第6144384号「VOXEL DATA PROCESSING USING ATTRIBUTES THEREOF」として登録された。

2000
方法主義宣言
Eメール機関誌「方法」刊行 (〜2004)
2001年 (平成13年)
- 1月19日
ビットマップ3D・プリンタの国内特許査定登録。
国内特許第3150066号「造形装置および方法」として登録された。

2001
著書「西洋画人列伝」


2002-2003
米国滞在制作 (文化庁在外派遣研修)
2003年 (平成15年)
- 3月21日
「デジタルネンド」国外初発表。
「METHOD NIGHT VOL. 3 by Hideki Nakazawa - Presentation "Digital Clay" & the Latest Method Paintings」(19:00〜 ISCP #610、ニューヨーク、米国)。

2004年 (平成16年)
- 12月1日
特許展の予告。
「続けて「方法」を送ります」と題した同報メール文中で、翌2005年に名古屋のギャラリーセラーで「バカCG展」「特許展」を同時開催すると予告。同ギャラリーでは「中ザワヒデキの原点展: 1980年代アクリル絵画」(2004年11月27日-12月18日) を開催中であった。この時点ではまだ「芸術特許」と命名されていなかった。


2005年 (平成17年)
- 3月3日
特許活用もしくは売却に向けた活動の開始。
中ザワが特許コンサルティング業のN社を訪ね、取得済ならびに取得中の特許の産業的活用もしくは売却の可能性について相談した。「特許はよく書けているが、意味はあまりない。たとえばプリンタ開発には約10億円、採算ベースにのせるにはその倍はかかる。それをやる会社があるとは思えない。また、特許のアイディアが他社に使われてしまったとしても、それを特許侵害としてうったえるには訴訟を起こし勝ち続けていく力が必要で、個人や弱小企業では無理」と助言された。
- 5月7日〜28日
中ザワヒデキ展「芸術特許」(ギャラリーセラー、名古屋)。
[関連イベント] 中ザワヒデキによる「芸術特許」説明会 5月21日 16:00〜 ゲスト:都築潤 (イラストレーター)

それまでの特許関連活動を「芸術特許」と命名。本展をもって美術界ならびに関係各界へのお披露目とした。展示内容は、特許証、特許関連全記録、デジタルネンド、参考作品等。また、新作版画「特許の請求項」(4点1組、限定15組) を発表。同版画には「特許証券」が付帯されており、美術史上初となる無体財産権の証券化と分有頒布をおこなった。証券化された特許は国内特許第2968209号「三次元グラフィックス編集装置および方法」と米国特許第6144384号「VOXEL DATA PROCESSING USING ATTRIBUTES THEREOF」の二件で、2010年4月30日までの五年間、維持もしくは売却に向けた努力をするとされた。証券名義:有限会社アロアロ・インターナショナル 代表取締役 中澤英樹。
ちなみに新作版画が全15組売れた場合の売上額は、証券化された二件の特許を2010年まで維持するため必要な年金額と同じになるように設定された。画廊は本作に対する差金請求無しとした。本展では6組が売れた。
- 7月28日
特許維持年金の支払い。
国内特許第2968209号「三次元グラフィックス編集装置および方法」、第2968210号「三次元グラフィックス編集装置」の7年度維持年金の支払い期限が近づいたため、これを機に維持等に関する全体方針決定。中ザワはこの日の覚書に「いい条件での売却は無理と考える。したがって、証券化特許の維持のみとする。ただし第2968210号のみはもう三年間だけ維持する」と記し、年金額を支払った。
- 8月
「芸術特許」関連の自筆原稿発表。
朝日新聞社刊「一冊の本」2005年8月号、43-45頁に自筆原稿「芸術特許」を掲載。
- 8月4日〜9月15日
中ザワヒデキ「芸術特許」展示販売とレクチャー (NADiff、表参道)。
[展示販売] 8月4日〜9月15日
[レクチャー] 8月27日 17:00〜 ゲスト:梅津信幸 (理学博士、茨城大学工学部)

中ザワにとっては、5月の個展「芸術特許」の巡回展であった。本展では「特許の請求項」2組が売れた。
- 11月1日〜12月17日
「中ザワヒデキの "芸術特許" 維持プロジェクト / 企画:ギャラリーセラー」(プロジェクトスペースKANDADA、神田)。
[関連イベント] 中ザワヒデキ「芸術特許」連続レクチャー
1)芸術特許と科学 11月10日 18:30〜21:00 ゲスト:浜野保樹 (東京大学大学院教授)
2)芸術特許と法律 11月17日 18:30〜21:00 ゲスト:伊藤敦 (特許庁審判官)
3)芸術特許と芸術 11月24日 18:30〜21:00 ゲスト:ドミニク・チェン (NTT ICC研究員)

上記は、2005年9月26日から2006年3月26日まで同会場でおこなわれた「KANDADA / Project collecive_commandN」への出展プロジェクトのひとつとして開催された。
中ザワにとっては、5月の個展「芸術特許」の巡回展であった。本展では「特許の請求項」は売れなかった。
- 12月2日
特許流通アソシエイトY氏によるリサーチ開始。
KANDADAに連絡先を置いていった特許流通アソシエイトY氏の事務所を中ザワが訪ね、取得済ならびに取得中の特許の産業的活用もしくは売却の可能性について相談した。その結果、Y氏による活用もしくは売却に向けたリサーチが開始された。これに伴い、7月28日の方針を変更し、証券化されていない特許についてもしばらく維持することとした。また、期限の迫っていた特許出願平10-346177「三次元表示装置」の審査請求をおこなうこととした (だがこれはのちに拒絶査定となる)。以後緊密に連携。


2006年 (平成18年)
- 1月20日〜3月1日
「特許の請求項」展示。
「DOMANI・明日展」(損保ジャパン東郷青児美術館) に「特許の請求項」ほかを出品。
- 1月26日〜3月9日
「特許の請求項」「デジタルネンド」国外初展示。
「A Self-Organizing Map of Beauty: Hideki Nakazawa and Nicholas Knight」(Akus Gallery、イースタン・コネティカット州立大学、米国) に「特許の請求項」「デジタルネンド」ほかを出品。また、関連イベント「Pannel Talk: Hideki Nakazawa, Nicholas Knight, Bonsu Osei (mathematician), Callis Marion (Akus Gallery)」(1月25日 13:00〜 イースタン・コネティカット州立大学講堂) で「芸術特許」ほかについて話した。
- 4月1日〜5月25日
「芸術特許」国外初展示。
「Aporia」(EFA Gallery、ニューヨーク、米国) に「芸術特許」を出品。関連冊子「Heuristics」に「芸術特許」を掲載。 同展は翌年ロサンジェルスに巡回した (「Aporia: Aporia」2007年6月16日〜8月19日、Los Angeles Contemporary Exhibitions、ロサンジェルス、米国)。
- 4月12日
R社I氏によるリサーチ開始。
友人T氏から経済産業省のM氏を紹介され、M氏からさらに紹介される形で、R社で知財移転ビジネスを手がけているI氏に面会した。その結果、同氏による特許の活用もしくは売却に向けたリサーチが開始された。以後緊密に連携。
- 5月17日
「デジタルネンド」ワークショップ。
「デジタル・ムービー・ワークショップ 2006年度夏期コース」(UPLINK、渋谷) のゲストとして中ザワが「デジタルネンド」のワークショップをおこなった。
- 5月31日
「特許証券」第1期末報告。
「特許証券」で定められた第1期 (2005年5月1日から2006年4月30日まで) の決算を終了し、権利所有者に対して郵送にて報告。
誠に遺憾ながら第1期末の配当については、無配。

2006以降
第四期:本格絵画


2006
「灰色絵画」
色彩に回帰
2007年 (平成19年)
- 5月28日
特許売却に向けた動き。
特許流通アソシエイトY氏より、J社経由で、米国の会社への売却の可能性の検討に入る旨の連絡。
- 5月31日
「特許証券」第2期末報告。
「特許証券」で定められた第2期 (2006年5月1日から2007年4月30日まで) の決算を終了し、権利所有者に対して郵送にて報告。
誠に遺憾ながら第2期末の配当については、無配。
- 6月1日
特許売却に向けた動き。
特許流通アソシエイトY氏とともに、J社と初会合。米国にも中間業者が介在。
- 6月12日
R社I氏によるリサーチ終了。
J社との取引開始にあたり、R社I氏に挨拶。R社I氏によるリサーチ終了。
- 7月13日
特許売却に向けた動き。
特許流通アソシエイトY氏とともに、弁護士の立ち会いのもと、J社にて契約書に署名。一括売却特許は国内特許第2968209号、国内特許第2968210号、国内特許第3150066号、米国特許第6144384号、米国特許第5807448号の5件で、売り主にいっさいの権利が残らない完全売却。厳しい守秘義務あり。
- 8月31日
特許売却完了。
契約にもとづく入金。一部を特許流通アソシエイトY氏に支払。


2008年 (平成20年)
- 5月31日
「特許証券」第3期末報告、「特許証券」完了報告。
「特許証券」で定められた第3期 (2007年5月1日から2008年4月30日まで) の決算を終了し、権利所有者に対して郵送にて報告。また、本期末をもって「特許証券」を完了とする旨の報告。
本証券一口 (版画1組) あたり5%の配当が発生。権利所有者に確認書と振込先情報の返送を要請。それにもとづき、6月30日までに配当支払を完了した。
- 10月14日
「芸術特許」関連の他筆英文記事公開。
Robert Thillによる英文記事「Hideki Nakazawa: Art-Related Patent Inventions in the Framework of Identity, with Language as a Dividing Form and Subject Matter as a Connecting Form」がClanccoのウェブページに掲載された。
http://www.clancco.com/featured/hideki_nakazawa_art-related_patent_inventions_in_t.html
- 12月
「芸術特許」関連の自筆原稿発表。
岩波書店刊「岩波講座 哲学7 第8回配本(全15巻) 芸術/創造性の哲学」155-178頁に自筆原稿「芸術の方法と方法の芸術」を掲載。同原稿第三節「方法の芸術と発明」にて「芸術特許」を詳論。

2008
著書「現代美術史日本篇」
2009年 (平成21年)
- 3月1日〜31日
「発明家としての芸術家」国際オンライン討議に参加。
YASMIN discussion on ARTISTS AS INVENTORS March 2009
Moderator: Robert Thill
Discussants: Derek Hales, Arantxa Mendiharat, Hideki Nakazawa, Barbara U. Schmidt, Colette Tron
http://estia.media.uoa.gr/mailman/listinfo/yasmin_discussions
- 7月19日
レクチャー「純粋美術総括」でデジタルネンドに言及。
「モノ学・感覚価値研究会 第3回アート分科会」にてレクチャー「純粋美術総括」(10:40〜11:30 京都大学稲盛財団記念館3階中会議室)。モノと美術の関係からデジタルネンドに言及した。
- 8月19日〜22日
中ザワヒデキ「夏の個展2009」第二部「芸術特許」報告展 (ギャラリーセラー、銀座)。
「第二部は中ザワ発明のデジタル塑造の特許が米国の会社に売却されたことを記念しておこなわれます。2005年の個展「芸術特許」で「特許証券」を購入したコレクターには購入額を上回る配当金が支払われました」と告知した。「特許の請求項」「特許証券」「期末報告」等の展示。また会期中に毎日1通ずつ、告知を兼ねたEメールアートを知人約2000名に配信した。
三部からなる中ザワヒデキ「夏の個展2009」は、7月29日から9月5日まで、銀座に移転したギャラリーセラーで開催された。関連企画として二回の夜会が八丁堀のセラー・ビューイング・ルームで開催された。第一夜「デジタルネンド・デモ」8月5日 19:30〜21:30。第二夜「バカCG映写会」9月2日 19:30〜21:30。


2010年 (平成22年)
- 1月30日
「芸術特許」3331初パワポ。
「3331 Arts Chiyoda 開館直前プレゼンショー」(13:00〜16:00、3331 Arts Chiyoda、2階体育館、神田) に、中ザワが発表者のひとりとして参加。「芸術特許」についてパワーポイントで10分間のプレゼンテーションをおこない、書籍刊行ならびに書籍刊行記念展の告知とした。
- 3月14日
「芸術特許」書籍刊行 (3331 Arts Chiyoda)。
「芸術特許」書籍刊行記念展 (3月14日〜4月11日 3331 Arts Chiyoda、2階205、神田)。
[関連イベント] デジタルネンド・デモ 4月10日 19:00-21:00。

3331 Arts Chiyodaよりアーティスト・ブック第一弾として中ザワの書籍「芸術特許」をオンデマンド方式で刊行 (予定)。また、刊行記念展ならびに関連イベントを、3331 Arts Chiyodaのプレオープン関連企画とて開催 (予定)。




2010-01-20 記入。Ver.1
2010-02-26 改訂。Ver.2

中ザワヒデキ特許一覧 | 中ザワヒデキ網上楼閣