紹介
中ザワヒデキ (なかざわ・ひでき)
1963生、日本人美術家。
千葉大学医学部在学中よりアクリル画を描き始め、受賞や個展開催等、アーティストとしての活動を開始。卒業後数年間は眼科医として勤務しながら活動を続けたが、1990年、コンピュータ・グラフィックスに転じ、日本初のヘタうまCGイラストレーターとして独立。2Dビットマップ・ペイントソフトを駆使して描いたチープでポップな作風は「バカCG」と呼ばれて好評を博し、マルチメディア・グランプリ'95にてMMAアーティスト賞を受賞、高校の美術の教科書にも作品が掲載された。
1996年、それまで追究してきた2Dビットマップにおける画素を3Dとして置換、再構築し数件の特許を出願、世界初のビットマップ3Dソフト「デジタルネンド」を制作。翌1997年、画素をさらに抽象的な文字等の記号として再構築し新たな作風に到達、商業美術家から純粋美術家に転身。2000年1月1日、詩人と音楽家の立会で「方法主義宣言」を発表し自作を「方法絵画」と命名、Eメール機関誌「方法」を発刊 (2004年12月31日終刊)。2002年、文化庁在外派遣芸術家研修員として渡米。2003年、VOCA奨励賞。2006年以降は「本格絵画」と称し、「灰色絵画」「脳波ドローイング」「セル」等の新作を発表している。
著書「近代美術史テキスト」(1989)、「西洋画人列伝」(2001)、「現代美術史日本篇」(和英対照、2008)。CD「中ザワヒデキ音楽作品集」(2006)。
2009-01-01 記入。
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