人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

人工知能美学芸術研究会@青山ブックセンター
第4回AI美芸研「アンドロイド芸術解剖学」

記録ページ

開催概要

  • 【日時】

    • 2016年12月10日(土)16:30-19:45(開場16:00)
    • ※終了後、著書サイン会(対象は出演者の著書のみ、1人2冊まで)
    • ※その後近隣の飲食店にて、出演者を囲んでの懇親会(22:15まで)
  • 【会場】

  • 【講演】

    • 石黒浩(ロボット学者)
    • 布施英利(批評家、解剖学者)
    • 中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)
    • ※講演後、全体討論の時間を設けます。
    • ※講演と討論は撮影、実況、配信可能です。記録動画を後日公開予定です。
  • 【料金・申込方法】

    • 2,700円(税込、要予約&事前入金、懇親会費含まず)/定員110名様
      青山ブックセンターのサイトで参加規約をお読みの上お申し込みください。
      http://www.aoyamabc.jp/culture/aiaarg4/
    • ※どなたでも御参加頂けますが、今回は「要予約&事前入金」です。
    • ※出演者を囲んでの懇親会は、近隣の飲食店で開催し別途ご飲食代を頂きます。
      予約方法を含めた詳細は、青山ブックセンターの上記サイトでご確認ください。
  • 【主催】

    • 人工知能美学芸術研究会、青山ブックスクール
    • ※今回のAI美芸研は、青山ブックセンター「イベント・講座」シリーズのひとつを兼ねる形で開催されます。青山ブックセンターの上記サイトには、中ザワからのメッセージも掲載されています。是非ご覧ください。

講演内容

  • ロボットと芸術
    石黒浩(ロボット学者)

    • 石黒の取り組むロボット研究は、技術や科学だけでなく芸術とも密接な関係を持つ。たとえば、劇作家の平田オリザと取り組んで来た演劇は、演劇としてもロボット研究としても非常に大きな意味をもたらした。この講演ではそうした、ロボットと芸術の接点について議論する。
    • ※人間酷似型アンドロイドの第一人者である石黒浩は、学生時代に絵にのめり込み、次に人工知能研究に進み、体が必要とわかりロボット学者となった。大阪大学基礎工学研究科教授、ATR石黒浩特別研究室室長(ATRフェロー)。著書『アンドロイドは人間になれるか』他。(※文責・中ザワ)
      http://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/
    • 石黒浩(ロボット学者)
  • アンドロイドはウンチをするか?
    布施英利(批評家、解剖学者)

    • 心とは体だ。これが私の基本的な考え。解剖学者の三木成夫は、体の基本構造は、口から肛門へと続く一本の管で、それに手足が付き、目や脳が付いたのが人体だと考えた。つまり体の基本は、内臓にある。三木は、その内臓の、そこはかとない感覚の総体を「心」と考えた。ウンチは、一本の管である内臓から出てくる。大便、つまり内臓からの「大きな便り」だ。アンドロイドの体について「心はどこにあるのか」を、そのウンチを、心の象徴として考えてみたい。アンドロイドがウンチをする日は来るのか? それはアンドロイドが人工生命体としての心を持つ日は来るのか、という問いでもある。おそらく、未来の芸術において、最も大切な問いも「そこ」にある。
    • ※批評家、解剖学者の布施英利は、『脳の中の美術館』『電脳美学』『死体を探せ!』等の初期作から、来春(2017年1月)刊行予定の『解剖学者・三木成夫』まで、約50冊の著作を数える。東京藝大美術学部芸術学科卒、同大学院美術研究科(美術解剖学)博士課程修了後、東大医学部助手(解剖学)などを経て、芸術と科学の交差する美術の理論を研究している。(※文責・中ザワ)
      https://twitter.com/fusehideto
    • 布施英利(批評家、解剖学者)
  • ミケランジェロ、ロダン、人工知能
    中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

    • 原石を削って磨く彫像の制作は、ミケランジェロにとっては「人を創る」ことを意味した。物質という牢獄から、イデアたる魂を顕す形態を、解き放つと考えていたのだ。これはイデア論的、トップダウン的に記号で人工知能を作ろうとする「シンボリズム」(記号主義)に似た立場と言える。一方、粘土を寄せ集めて肉付けする塑像の制作は、ロダンにとっては「混沌の美」の創発だったのではないか。物質感を謳歌しつつ、様々な部分を結び合わして恐ろしい全体と為した。これは学習単位の原子論的、ボトムアップ的な集積構造として人工知能を作ろうとする「コネクショニズム」(結合主義)に似た立場と言える。
    • ※「中」だけ漢字、「ザワヒデキ」が片仮名の芸名は医学部在籍時より使用。「バカCG」を経て「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」「人工知能美学芸術宣言」。3Dプリンタ関連特許、著書『現代美術史日本篇』他。文化庁メディア芸術祭審査委員。代表作は《盤上布石絵画》《金額》《脳波ドローイング》。
      http://aloalo.co.jp/nakazawa/
    • 中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)